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米国農務省による世界の大豆需給予測(2021年5月)

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2021/22年度世界の大豆生産量、前年度比6.2%増を予測

 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2021年5月12日、「Oilseeds:World Markets and Trade」で、2021/22年度の世界の大豆需給予測値を、また同日、米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は、2021/22年度(9月〜翌8月)の世界の大豆需給見通しとして第1回目の予測を公表した。
 これによると、2021/22年度の世界の大豆生産量は、国際価格が高水準であることから前年度比6.2%増の3億8553万トンと2年連続で増加し記録的な水準になると見込まれている(表2)。最大の生産国であるブラジルは、輸出需要が堅調であることや米ドルに対するレアル安による生産者の利益増加の期待感から前年度に続き作付面積が拡大し、生産量は過去最大となる同5.9%増の1億4400万トンと見込まれている。これに次ぐ米国は、作付面積が2018年以来最大となり、さらに単収が増加することで、生産量は同6.5%増の1億1988万トンと見込まれている。また、アルゼンチンは、天候の回復と作付面積の増加により同10.6%増の5200万トンと前年度をかなりの程度上回ると見込まれている。
 輸出量は、同0.9%増の1億7290万トンと前年度をわずかに上回ると見込まれている。最大の輸出国であるブラジルは、生産量の増加を背景に同8.1%増の9300万トンと見込まれている。一方、米国は、前年度からの繰越在庫量が少ないことや国内需要が強いことから同9.0%減の5647万トンと前年度をかなりの程度下回ると見込まれている。この結果、国別輸出比率は、米国が2020/21年度から3.5ポイント減の32.7%に減少する一方、ブラジルが同3.6ポイント増の53.8%に増加すると見込まれている。輸入量は、最大の輸入国である中国が、アフリカ豚熱からの豚飼養頭数の回復により同3.0%増の1億300万トンと2020/21年度に続き増加し、世界全体の約6割を占めると見込まれている。
 消費量(搾油仕向け)は、同2.9%増の3億3169万トンと見込まれている。最大の消費国である中国は、豚飼養頭数の回復により同4.2%増の1億トンとやや増加すると見込まれている。また、米国は、引き続きバイオディーゼル向けなど国内需要が増加することから、同1.6%増の6056万トンと見込まれている。
 期末在庫量は、生産量の増加などにより同5.3%増の9110万トンと低水準となった前年度よりやや回復すると見込まれている。中国は、同6.9%増の3400万トンと3年連続で増加し、国別の在庫比率では前年度から0.6ポイント増の37.3%に上昇すると見込まれている。一方、前年度の期末在庫が低水準となった米国は、同17.4%増の381万トンと大幅に増加するものの、依然として2013/14年度以来の低水準にとどまると見込まれている。
表
【井田 俊二 令和3年5月20日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 国際調査グループ (担当:井田 俊二)
Tel:03-3583-9472



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