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2021/22年度穀物の生産見通しを発表(豪州)

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 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は9月7日、四半期ごとの穀物生産見通しを公表した。この中で、2021/22年度(7月〜翌6月)冬作物の生産予測の見直しを行うとともに、新たに2021/22年度夏作物の生産予測を発表した(注)
(注)豪州の冬作物は、3月〜6月に播種、10月〜翌年1月に収穫を行う。夏作物は、10月〜翌年1月に播種、3月〜6月に収穫を行う。

【冬作物】2021/22年度生産量、直近10年平均を大きく上回る見込み

 2021/22年度の冬作物の生産量は、5477万5000トン(前年度比1.7%減)と前回(6月)予測から大幅に上方修正された。これは、2020/21年までの直近10年平均を37.2%上回り、作付面積は過去最高の2324万ヘクタールと見込まれている(表1)。
 主要な冬作物である小麦の生産量は前年度比2.1%減の3263万3000トン、単収は同2.7%の減少、作付面積は同0.6%増加すると見込まれている。また、大麦の生産量は同4.7%減の1247万7000トン、単収は同2.9%の減少、作付面積は同1.9%減少すると見込まれている。
表1 冬作物の生産見通し
 全国的に冬期の降雨量が平年以上で、土壌に十分な水分量があったことから、豪州の穀倉地帯である西オーストラリア(WA)州では、生産量が2028万9000トン(前年度比20.5%増)と大幅な増加が見込まれている(表2)。その他の多くの州では、豊作となった前年度比では減少しているものの、ABARESは、ニューサウスウェールズ(NSW)州、WA州、クイーンズランド(QLD)州は、2020/21年までの10年平均を20%以上上回り、ビクトリア(VIC)州と南オーストラリア(SA)州でも同じく10%程度上回ると見込んでいる。
 また、NSW州およびQLD州の一部の冬作物栽培地域では、ネズミによる被害が多く、生産量が減少する生産者もいるとしているが、豪州全体の生産量が大きく減少することはないとしている。
表2 地域別冬作物の生産見通し

【夏作物】綿実の作付面積増などを背景に、生産量は対前年度で大幅な増加

 2021/22年度の夏作物の作付面積は、前年度比23.7%増加の128万9000ヘクタールと予測されている。特に綿実の作付面積は、最近の降雨を背景にかんがい用水が豊富にあることから、前年度比67.0%増とされており、夏作物全体の生産量は、同32.8%増の443万6000トンになると見込まれている。
 品目別では、ソルガムの作付面積は同3.9%増の53万1000ヘクタールと予測されている。特にNSW州で作付面積が増加するとされており、生産量は同15.2%増の172万3000トンと見込まれている。
 また、綿実の作付面積は、前述のとおり同67.0%増の49万6000ヘクタールと大幅な増加が予測されている。生産量は、主に作付面積の増加により同71.9%増の147万8000トンと見込まれている。
表3 夏作物の生産見通し
【調査情報部 令和3年9月21日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9530



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