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米国農務省による世界のトウモロコシ需給予測(2021年10月)

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2021/22年度の世界のトウモロコシ生産量、前年度からかなりの程度増加する見込み

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2021年10月12日、2021/22年度の世界のトウモロコシ需給予測値を更新した(表1)。
 これによると、世界のトウモロコシ生産量は、11億9822万トン(前年度比7.4%増、前月比0.0%増)と前月並みが見込まれている。国別に見ると、米国は単収の増加などにより56万トン上方修正されたものの、ウクライナは9月の降雨による収穫遅れや単収の減少などにより100万トン下方修正された。
 輸出量は、世界全体で2億191万トン(同13.5%増、同0.3%増)と前月並みが見込まれている。国別に見ると、増産予測の米国は63万トン上方修正されたものの、減産予測のウクライナは50万トン下方修正された。 
 輸入量は、世界全体で1億8385万トン(同1.4%減、同1.1%減)と前月からわずかに下方修正された。主要輸入国である中国の輸入量は2600万トンと前月から変わらないものの、引き続き高水準での推移が見込まれている。  
 消費量は、世界全体で11億8646万トン(同4.8%増、同0.0%減)と前月並みが見込まれている。国別に見ると、米国は114万トン、減産予測のウクライナは30万トンそれぞれ下方修正された。
 期末在庫は、輸入量の下方修正や、2020/21年度の期末在庫の上方修正などに伴い、前月から1.4%増の3億174万トン(同4.1%増)と見込まれている。
表1 主要国のトウモロコシの需給見通し(2021年10月12日米国農務省公表)

2021/22年度の米国トウモロコシ期末在庫率、10%台の見込み

 USDA/WAOBは2021年10月12日、2021/22年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給予測値を更新した。このうち、同国のトウモロコシ需給見通しは次の通りである(表2)。
 生産量は、単収の上方修正を受けて、150億1900万ブッシェル(3億8150万トン(注)、前年度比6.4%増、前月比0.2%増)と見込まれている。前年度からかなりの程度増加する見込みであり、これまでの統計で最も生産量の多かった2016/17年度の151億4800万ブッシェル(3億8477万トン)に近い水準となっている。  
 消費量は、食品・種子・その他工業向けが前月から500万ブッシェル上方修正されたものの、飼料など向けが5000万ブッシェル下方修正されたため、全体では122億8000万ブッシェル(3億1192万トン、同1.8%増、同0.4%減)とわずかに下方修正された。  
 輸出量は、増産予測やその他主産国の輸出量の下方修正などを受けて、25億ブッシェル(6350万トン、同9.2%減、同1.0%増)と前月からわずかに上方修正されたものの、依然として記録的な輸出量となった前年度からかなりの程度の減少が見込まれている。  
 期末在庫は、15億ブッシェル(3810万トン、同21.4%増、同6.5%増)と前月からかなりの程度上方修正された結果、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は10.1%(同1.8ポイント増、同0.6ポイント増)と前月の9%台の予測から10%台に回復した。
 また、生産者平均販売価格は、前月と同じ1ブッシェル当たり5.45米ドル(616円。1キログラム当たり24.2円)と見込まれている。

(注)1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
表2 米国のトウモロコシの需給見通し(2021年9月10日米国農務省公表)
【荒川 侑子 令和3年10月26日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際情報グループ)
Tel:03-3583-4396



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