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米国農務省による世界の大豆需給予測(2026年1月)

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大豆生産量の上方修正から期末在庫も上方修正

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2026年1月12日、2025/26年度の世界の大豆需給予測値を更新した(表)。
表 主要国の大豆需給見通し(2026年1月12日米国農務省公表)
 これによると、同年度の世界の大豆生産量は4億2568万トン(前年度比0.3%減)と前月から314万トン上方修正された。このうち、最大の生産国であるブラジルは前月から300万トン、これに次ぐ米国は前月から24万トン上方修正された。
 輸入量は、世界全体で1億8604万トン(同3.7%増)と前月から10万トン下方修正された。このうち、最大の輸入国である中国は1億1200万トン(前年度比3.7%増)と前月から据え置かれた。
 消費量(搾油仕向け)は、世界全体で3億6643万トン(同2.2%増)と前月から119万トン上方修正された。このうち、最大の消費国である中国は1億800万トン(同4.3%増)と同じく据え置かれた。
 輸出量は、世界全体で1億8757万トン(同1.6%増)と前月から13万トン下方修正された。このうち、最大の輸出国であるブラジルは前月から150万トン上方修正された一方、これに次ぐ米国は前月から164万トン下方修正された。
 期末在庫は、生産量の上方修正などを反映して1億2441万トン(同0.8%増)と前月から204万トン上方修正された。
 今回の予測値に関して、大豆の国際相場に影響を与える中国の輸入量に目を向けると、同日付で中国農業農村部が公表した25/26年度の中国の大豆輸入量9580万トンとUSDAの予測値には、引き続き1620万トンの乖離がある。米国政府が25年11月に発表した中国との貿易・経済協定によれば、中国は少なくとも1200万トンの米国産大豆を購入するとされている(注)。これにより、乖離の幅がどの程度縮小に向かうのか注目されている。

(注)米国政府は当初、中国は25年後半の2カ月間で少なくとも1200万トンの米国産大豆を購入すると発表していたが、米国の現地報道は、ベッセント財務長官が同期限を26年2月28日まで事実上延長する旨の発言をしたと報じている。
【今野 恵太 令和8年1月16日発】
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