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米国農務省による世界および米国のトウモロコシ需給予測(2026年1月)

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25/26年度は生産量の上方修正から期末在庫は上方修正

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2026年1月12日、2025/26年度の世界のトウモロコシ需給予測値を更新した(表1)。
表1 主要国のトウモロコシの需給見通し(2026年1月12日米国農務省公表)
 これによると、同年度の世界のトウモロコシ生産量は12億9601万トン(前年度比5.3%増)と前月から1305万トン上方修正された。主要生産国では米国および過去最高を更新した中国の上方修正が大きく反映された。
 輸入量は、世界全体で1億9022万トン(同2.2%増)と前月から15万トン下方修正された。主要生産国はいずれも前月から据え置かれた。
 消費量は、世界全体で12億9980万トン(同3.9%増)と前月から262万トン上方修正され、引き続き高水準を維持している。主要生産国の米国でグルコースやデキストロース、異性化糖など工業向け利用への減少が見込まれているものの、飼料向けなどへの利用がこれを上回る見込みであることから、3億3453万トンと前月から228万トン上方修正された。
 輸出量は、世界全体で2億511万トン(同9.9%増)と前月から1万トン上方修正された。主要生産国はいずれも前月から据え置かれた。
 この結果、期末在庫は、生産量の上方修正が消費量の上方修正を上回ったことで、2億9091万トン(同1.3%減)と前月から1176万トン上方修正された。

米国は生産量の増加などから期末在庫は大幅に増加

 USDA/WAOBは同日、2025/26年度(9月〜翌8月)の米国のトウモロコシ需給見通しを更新した(表2)。
表2 米国のトウモロコシの需給見通し(2026年1月12日米国農務省公表)
 米国内生産量は、170億2100万ブッシェル(4億3235万トン(注1)、前年度比14.3%増)と前年度をかなり大きく上回ると見込まれている。
 米国内消費量は、131億7000万ブッシェル(3億3453万トン、同7.4%増)と前年度からかなりの程度増加が見込まれている。
 輸出量は、32億ブッシェル(8128万トン、同12.0%増)と前年度をかなり大きく上回ると見込まれている。
 期末在庫は、22億2700万ブッシェル(5657万トン、同43.6%増)と前年度から大幅な増加が見込まれている。
 また、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は、13.6%(同3.3ポイント増)と、前年度を上回ると見込まれている。
 生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.10米ドル(646円。1キログラム当たり25円:1米ドル=157.56円(注2)、同3.3%安)と前年度からやや下落が見込まれている。

(注1)1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2025年12月末TTS相場。
【岡田 真希奈 令和8年1月16日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532