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米国農務省による世界および米国のトウモロコシ需給予測(2026年2月)

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最終更新日:2026年2月18日

25/26年度は消費量および輸出量の上方修正から期末在庫は下方修正

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2026年2月10日、2025/26年度の世界のトウモロコシ需給予測値を更新した(表1)。
表1 主要国のトウモロコシの需給見通し(2026年2月10日米国農務省公表)
 これによると、同年度の世界のトウモロコシ生産量は12億9591万トン(前年度比5.3%増)と前月から10万トン下方修正された。主要生産国ではEUが上方修正されたが、メキシコの下方修正が影響した。
 輸入量は、世界全体で1億9208万トン(同3.2%増)と前月から186万トン上方修正された。主要生産国ではEUが下方修正されたが、イランやメキシコ、トルコなどの上方修正が反映された。
 消費量は、世界全体で13億129万トン(同4.0%増)と前月から149万トン上方修正され、引き続き高水準を維持している。主要生産国ではEUの下方修正がウクライナの上方修正を上回ったが、メキシコなどの上方修正が反映された。
 輸出量は、世界全体で2億655万トン(同10.4%増)と前月から144万トン上方修正された。主要生産国では米国が他国からの堅調な需要を背景に8382万トンと前月から254万トン上方修正された。
 この結果、期末在庫は、消費量および輸出量の上方修正から、2億8898万トン(同1.8%減)と前月から193万トン下方修正された。

米国は生産量の増加などから期末在庫は大幅に増加

 USDA/WAOBは同日、2025/26年度(9月〜翌8月)の米国のトウモロコシ需給見通しを更新した(表2)。
表2 米国のトウモロコシの需給見通し(2026年2月10日米国農務省公表)
 米国内生産量は、170億2100万ブッシェル(4億3235万トン(注1)、前年度比14.3%増)と前月から据え置かれ、前年度をかなり大きく上回ると見込まれている。
 米国内消費量は、131億7000万ブッシェル(3億3453万トン、同7.4%増)と前年度からかなりの程度増加が見込まれている。
 輸出量は、33億ブッシェル(8382万トン、同15.5%増)と前月から上方修正され、前年度をかなり大きく上回ると見込まれている。
 この結果、期末在庫は、21億2700万ブッシェル(5403万トン、同37.1%増)と前月から下方修正されたものの、前年度を大幅に上回ると見込まれている。
 また、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は、12.9%(同2.6ポイント増)と、前年度を上回ると見込まれている。
 生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.10米ドル(634円。1キログラム当たり25円:1米ドル=154.66円(注2)、同3.3%安)と前年度からやや下落が見込まれている。

(注1)1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年1月末TTS相場。

【令和8年2月18日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532