ギリシャのレスボス島で口蹄疫の発生を確認(EU)
ギリシャ農村開発・食料省は2026年3月17日、同国のレスボス島の畜産農場で飼養されていた牛において口蹄疫の発生を確認したと公表した。ギリシャでの口蹄疫発生は2001年以来、同島に限れば1994年以来となる。
レスボス島は、エーゲ海の北東部、トルコ沿岸に位置している(図)。今回感染が確認された畜産農場では、牛38頭、羊250頭が飼養されており、このうち牛9頭から口蹄疫ウイルスが検出された。死亡例は確認されていない。感染源は現時点で不明である。
口蹄疫の発生を受けてレスボス島では、まん延を防ぐため、反芻動物や豚など口蹄疫に感受性のある動物およびその由来製品の移動禁止措置がとられた。また、農場内の家畜は殺処分される。
口蹄疫の発生を受け、日本は3月18日、ギリシャからの乳製品など(口蹄疫ウイルスを不活化する処理(加熱等)がなされたことを確認されたものを除く。)の輸入を一時停止した。なお、2025年の同国からの輸入実績は、チーズが85トンとなっている。また、ギリシャからの偶蹄類動物および肉製品、牛精液などの偶蹄類由来製品、穀物のわら、飼料用の乾草等については、家畜伝染病予防法に基づき輸入が禁止されている。英国政府も同様に、ギリシャからの生きた反芻動物や豚、それら由来の肉製品、特定の処理が行われていない牛乳・乳製品、干し草やわらなどの輸入を一時停止している。
【調査情報部 令和8年3月23日発】
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