EU側では、今後合意文書の公表を経て、署名、批准に向けたEU理事会と欧州議会での承認プロセスが進められる。
今回の合意について、EU最大の農業生産者団体のCopa-Cogeca(欧州農業組織委員会・欧州農業協同組合委員会)は、センシティブ品目に対する関税割当の設定は容認できないとし、「中期的に多くの農業部門が持続不可能なものになる」と非難する声明を発出した。同団体は、特に地理的表示の保護や関税割当の運用などの今後示される合意内容の詳細を確認した上で、影響を評価するとしている。一方、Eucolait(欧州乳製品輸出入・販売業者連合)は、今回の合意について「乳製品部門を含むEU産業の競争力と回復力の強化に寄与する」と評価し、早期の発効を望む姿勢を示した。
【調査情報部 令和8年4月1日発】