畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2026年 > 2025/26年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第7回)を公表(ブラジル)

2025/26年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第7回)を公表(ブラジル)

印刷ページ
 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は2026年4月14日、2025/26年度(25年9月から26年8月までに播種されるもの)第7回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。この調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)や秋植えの冬期作物(第2期作・第3期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測を毎月公表するものである。

25/26年度トウモロコシ生産量は上方修正ながら、過去最大の前年度からは1.1%減の見込み

 2025/26年度のトウモロコシ生産量は、前回(26年3月)より130万2000トン上方修正され、1億3957万2000トン(前年度比1.1%減)と、過去最大となった24/25年度に次ぐ生産量が予見込まれている(表1、図1〜2)。
表1 2025/26年度の主要穀物等の生産予測
図1 トウモロコシと大豆の生産量の推移
図2 2025/26年度の生産予測の推移
 内訳を見ると、全生産量の2割を占める第1期作の生産量は、前回から61万8000トン上方修正され、2796万8000トン(同12.2%増)と、前年度をかなり大きく回ると見込まれている。第1期作の収穫作業は、4月上旬時点で作付面積全体の51.3%まで完了しており、平年(51.0%)を0.3ポイント上回る進捗率となっている。なかでも、主産地である南部では、既に終盤に差し掛かっている。収穫が進んでいる州では、安定した気象条件に恵まれ、良好な収量が得られている。
 また、全生産量の8割を占める第2期作の生産量は、前回から68万4000トン上方修正され、1億911万8000トン(同3.6%減)と、前年度をやや下回ると見込まれている。第2期作の作付けは、降雨量の減少と大豆の収穫作業の進展により大きく前進し、4月上旬時点で作付面積全体の99.2%で完了しており、平年(98.3%)を0.9ポイント上回る進捗率となっている。第2期作の初期生育について、一部の地域では降雨不足が見られるが、ほとんどの地域では気象条件に恵まれ、初期生育は良好と報告されている。
 25/26年度のトウモロコシ需給を見ると、生産量が前回から上方修正されたことで、期末在庫は1281万3000トン(同1.0%増)と前年度をわずかに上回る見込みである(表2)。生産量は過去最大であった昨年度には及ばないと見込まれるものの、国内のエタノール向け需要や輸出需要は依然として堅調である。
表2 ブラジルのトウモロコシ需給動向

25/26年度大豆生産量は上方修正、前年度比4.5%増と過去最大の見込み

 2025/26年度の大豆生産量は、前回より130万5000トン上方修正され、1億7915万2000トン(前年度比4.5%増)と、前年度をやや上回り過去最大となる見込みである(表1、図1〜2)。収穫作業は、降雨量が減少したことで前進し、4月上旬時点で作付面積全体の82.1%で完了しており、平年(78.0%)を4.1ポイント上回る進捗率となっている。
 25/26年度の大豆需給を見ると、ディーゼル燃料に対するバイオディーゼル混合率を15%から16%に引き上げる措置が延期されたことにより、加工量が前回より下方修正されたものの、輸出量が上方修正されたことにより、総需要量は66万7000トン上方修正され、1億7966万6000トン(同5.9%増)となる見込みである(表3)。しかし、これを上回るほどの生産量の上方修正があったため、期末在庫は前回から42万2000トン上方修正され、996万1000トン(同0.1%減)と、前年度並みとなる見込みである。
表3 ブラジルの大豆需給動向
【原田 祥太 令和8年4月23日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532