米国農務省、世界の砂糖市場動向および需給見通しを公表(米国)(2026年6月10日)
最終更新日:2026年6月10日
26/27年度は生産、輸出減も、輸入増で期末在庫はわずかに増加見込み
米国農務省(USDA)は2026年5月28日、2026/27年度の初回となる世界の砂糖市場と貿易に関する報告書を公表した(表)。
26/27年度の世界の砂糖生産量は、インドで増加が見込まれるものの、ブラジルやEUなどで減少が見込まれることから、1億8485 万トン(前年度比0.6%減)とわずかな減少が見込まれている。
生産量第2位のインドは、モンスーン(南西季節風)による降雨が続いて農業用水が潤沢となり、作付面積の拡大とともに単収の増加が予想されることから、3360万トン(同12.0%増)とかなり大きく増加すると見込まれている。しかし、同第1位のブラジルは、サトウキビ由来のバイオエタノール向け需要の増加が予想されていることから、4250万トン(同3.0%減)とやや減少すると見込まれている。また、同第3位のEUもてん菜価格の低迷や生産コストの増加が予想されていることから、1435万トン(同7.5%減)とかなりの程度減少すると見込まれている。
輸入量は、5889万トン(同1.0%増)とわずかな増加が見込まれている。このうち、輸入量第5位のEUは減産により255万トン(同30.8%増)と大幅な増加が見込まれている。また、同第3位の米国も生産量が799万トン(同4.6%減)とやや減少するとの見込みから、296万トン(同22.9%増)と大幅な増加が見込まれている。
消費量は、第1位のインドで3100万トン(同3.0%増)やや増加すると見込まれているものの、ブラジルや主要消費国であるロシアなどで減少が見込まれることから、世界全体では1億7999万トン(前年度同)と前年度並みが見込まれている。
輸出量は、6232万トン(同0.5%減)とわずかな減少が見込まれている。このうち、輸出量第3位の豪州は361万トン(同33.2%増)と大幅な増加、同第4位のインドはわずかな増加がそれぞれ見込まれるものの、同第1位のブラジルは3360万トン(同1.5%減)とわずかな減少が見込まれている。なお、同第2位のタイは、生産減も影響して600万トン(前年度同)と前年度並みが見込まれている。
この結果、期末在庫は4441万トン(同2.0%増)とわずかな増加が見込まれている。
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