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米国農務省による世界の大豆需給予測(2026年7月)

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生産量は増加も、消費量や輸出量の上方修正から大豆期末在庫は下方修正

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および同省海外農業局(USDA/FAS)は2026年7月10日、2026/27年度の世界の大豆需給予測値を更新した(表)。
表 主要国の大豆需給見通し(2026年7月10日米国農務省公表)
 これによると、同年度の世界の大豆生産量は4億4170万トン(前年度比2.9%増)と前月から36万トン上方修正された。このうち、最大の生産国であるブラジルは1億8600万トン(同3.3%増)と前月から据え置かれたものの、これに次ぐ米国は、同省全国農業統計局(USDA/NASS)が6月30日に公表した大豆の作付面積の増加報告を受けて、1億2179万トン(同5.0%増)と前月から109万トン上方修正された。加えて、カナダも同様に作付面積の増加により上方修正されたが、ロシアの作付面積の減少による下方修正が全体の増産見込みの一部を相殺した。  
 輸入量は、世界全体で1億8927万トン(同1.6%増)と前月から125万トン上方修正された。国別に見ると、最大の輸入国である中国が1億1500万トン(同1.8%増)と前月から100万トン上方修正されたことなどが反映された。                                              
 消費量(搾油仕向け)は、世界全体で3億8417万トン(同3.1%増)と前月から108万トン上方修正された。国別に見ると、最大の消費国である中国が1億1100万トン(同1.8%増)と前月から100万トン上方修正されたことなどが反映された。
 輸出量は、世界全体で1億9041万トン(同1.8%増)と前月から119万トン上方修正された。このうち、最大の輸出国であるブラジルは1億1800万トン(同2.6%増)と前月から50万トン、これに次ぐ米国も4518万トン(同9.2%増)と前月から82万トン、それぞれ上方修正された。
 期末在庫は、生産量が前月から上方修正されたものの、ブラジルの期末在庫の下方修正などから、世界全体では1億2417万トン(同0.9%減)と前月から71万トン下方修正された。
 今回の予測値に関して、大豆の国際相場に影響を与える中国の輸入量に目を向けると、同日付で中国農業農村部が公表した26/27年度の同国の大豆輸入量は9550万トンと前月から据え置かれた。一方、USDAの予測では同輸入量が上方修正されたことから、両者の乖離は前月から100万トン拡大し、1950万トンとなった。
【調査情報部 令和8年7月17日発】
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