猛暑などが養豚に大きな影響を及ぼし、スペインからの豚肉輸入量が急増(韓国)
25年の豚飼養頭数減少の影響により、豚肉輸入量は増加傾向
韓国統計庁(KOSIS)によると2026年6月における韓国の豚飼養頭数は前年同月比3.6%減の1065万8285頭となった。これは、25年に発生したアフリカ豚熱(ASF)、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)などの家畜疾病や、夏の記録的な暑さの影響で豚の死亡頭数が増加したことによるとみられる。なお、韓国行政安全部(日本の総務省と警察庁に相当:MOIS)によると、5月15日から8月13日の間に、暑さにより6万1412頭の豚が死亡したとしている。豚飼養頭数の減少により、26年1~5月の豚と畜累計頭数は、前年同期比1.8%減の786万3169頭となった(図1)。
韓国農村経済研究院(KREI)によると、25年の豚飼養頭数の減少などにより外国産豚肉への需要が高まったとして、26年1~6月の豚肉累計輸入量は、前年同期比34.6%増の38万2615トンと急増した。
ASF地域主義の適用によりスペイン産豚肉輸入量は急増
韓国の豚肉輸入先国の中でも、特にスペインからの輸入量が急増している。スペインでは、25年11月のASF発生により、日本など多くの国への輸出が停止、または大幅に減少した。しかし、韓国はEUとの間でASFの地域主義を適用していることから、スペイン産豚肉の輸入を継続している。現地関係者などによると、スペインはASF発生により日本へ輸出できなくなった豚肉を韓国に輸出しているとしている(図2)。
【調査情報部 令和8年 8月24日発】
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