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海外の畜産物の需給動向【飼料穀物/世界】  畜産の情報 2019年4月号

2018/19年度の世界のトウモロコシ生産量はわずかに増加見込み

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 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2019年3月8日、「Grain:World Markets and Trade」を公表し、世界のトウモロコシ需給予測値を更新した。
 同レポートによれば、2018/19年度の世界のトウモロコシ生産量は、米国や中国でわずかに減少する一方、ブラジルなど他の主要国で増加することなどから、前年度比2.3%増の11億116万トンと見込まれている(表23)。中でもアルゼンチンとウクライナの生産量は過去最高を記録する見込みである。

 
表23 主要国のトウモロコシ需給見通し
 
 

 輸出量は、米国がやや前年を下回るものの、ブラジルやアルゼンチンが大幅に増加することなどから、同9.3%増の1億6463万トンと見込まれている。なお、米国の輸出量は、前月の予測値から下方修正された。輸入量は、東南アジアでの飼料穀物需要の高まりなどにより、同9.3%増の1億6463万トンと見込まれている。
 消費量は、世界的に前年を上回ることから同4.4%増の11億3379万トンと見込まれている。
 期末在庫は、多くの在庫を抱える中国や米国で取り崩しが進むことから同9.6%減の3億853万トンと見込まれている。



2018/19年度の世界の大豆生産量はやや増加見込み

 USDA/FASが2019年3月8日に公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、2018/19年度の世界の大豆生産量は、大豆生産地域で乾燥がみられるブラジルが減少する一方、米国やアルゼンチンが増加することなどから同5.8%増の3億6008万トンと見込まれている(表24)。ブラジルは、乾燥の影響により、前月予測値から50万トン下方修正された。

 
表24 主要国の大豆需給見通し
 

 輸出量は、米国が前年をかなり下回る一方、アルゼンチンが大幅に増加することなどから、同0.8%増の1億5420万トンと見込まれている。輸入量は、最大輸入国である中国が前年度をかなりの程度下回ることなどから、同1.3%減の1億5122万トンと見込まれている。
 消費量(搾油仕向け)は、中国でわずかに減少するものの、米国やアルゼンチンで増加することなどから、同3.0%増の3億385万トンと見込まれている。
 期末在庫は、米国で2倍以上、アルゼンチンで大幅に増加することなどから同8.7%増の1億717万トンと見込まれている。