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海外の畜産物の需給動向【飼料穀物/米国】  畜産の情報 2019年4月号

2018/19年度のトウモロコシ輸出量は下方修正

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 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2019年3月8日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
 生産量は、収穫面積と単収がいずれも前年を下回るとの予測から、前年度比1.3%減の144億2000万ブッシェル(3億6627万トン(注))と見込まれている(表25)。
 消費量は、エタノール向けが減少する一方、飼料等向けが増加することから同0.2%増の123億9000万ブッシェル(3億1471万トン)と見込まれている。
 輸出量は、記録的な水準となった前年度を2.6%下回る23億7500万ブッシェル(6033万トン)と見込まれている。南米産との競合が見込まれることから、前月の予測値から7500万ブッシェル(191万トン)下方修正された。
 これらのことから、期末在庫は、前月予測値から上方修正されたものの、18億3500万ブッシェル(4661万トン)と前年度を14.3%下回ると見込まれている。
 また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.35〜3.75米ドル(1キログラム当たり14.7〜16.5円:1米ドル=112円)と見込まれている。

(注)1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。

 
表25 米国のトウモロコシ需給見通し


 
(調査情報部 渡辺 陽介)
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