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国内の需給動向【豚肉】   畜産の情報 2019年5月号

豚肉生産量、前年同月に比べやや増加

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 平成312月の豚肉需給を見ると、生産量は72590トン(前年同月比1.1%増)と前年同月をわずかに上回った。輸入量は81638トン(同20.3%増)と前年同月を大幅に上回った。このうちテーブルミートとして消費されることの多い冷蔵品は、29840トン(同1.2%減)と前年同月をわずかに下回った。また、主に加工・業務用として使用される冷凍品は、21日の日EUEPA協定発効に向けて通関保留されていたEU産が通関されたことから、51795トン(同37.5%増)と前年同月を大幅に上回った。推定出回り量は前年同月をかなり大きく上回る151121トン(同12.3%増)となり、推定期末在庫は166915トン(同8.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った(農林水産省「食肉流通統計」、財務省「貿易統計」、農畜産業振興機構調べ)。

豚肉の購入数量、増加傾向で推移

 総務省「家計調査報告」によると、豚肉購入数量は、24カ月連続で前年同月を上回った。一方、購入単価は、国産の相場安などにより、5カ月連続で前年同月を下回った(図2)。 

 (畜産振興部 藤間 雅幸)