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海外の畜産物の需給動向【牛肉/ウルグアイ】  畜産の情報 2019年5月号

2018年の牛肉輸出量は過去最高を記録

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中国向け輸出が拡大

 ウルグアイ中央銀行によると、2018年の牛肉輸出量(製品重量ベース)は、過去最高となる前年比6.7%増の32万4778トンとなった(表4)。
 
 
 輸出先国別にみると、最大の輸出先である中国が引き続き堅調な国内需要に加え、南米産が米国産や豪州産と比較して輸入価格が安いことから、ウルグアイからの輸入を増やしており、同国向け輸出は前年比14.4%増となった。また、ロシアは、それまで最大の輸入相手国だったブラジル産畜産物の輸入について、ロシア側が禁止している成長促進剤が検出されたことを受け、2017年12月から2018年10月末まで停止していたことから、その代替としてウルグアイからの輸出量が同160.6%増と大幅に増加した。EU向けは、ヒルトン枠(EU規則593/2013)と高級牛肉無税枠(同481/2012。QUOTA481)(注)での輸出が大半を占めており、このうちヒルトン枠の消化率は毎年98%以上と、安定して推移している(表5)。
 

注:ヒルトン枠は、EUにおける高級牛肉の低関税輸入枠のことで、放牧肥育であることなどが条件とされている。QUOTA481は、同じく高級牛肉の無税枠で、一定期間の穀物給与などが義務付けられている。
 
2019年の輸出量は減少の見込み

 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)によると、2019年のウルグアイの牛肉生産量は、生体牛輸出の増加によると畜頭数の減少などにより、前年比7.0%減の53万5000トン(枝肉重量ベース)と予測されている(図12)。また、輸出量は、ウルグアイの生産量の約8割が輸出に仕向けられており、生産量の減少が輸出に大きく影響を与えること、加えて、競合するアルゼンチンやブラジルにおける現地通貨安の影響で、ウルグアイ産牛肉の価格競争力が低下していることなどから、同5.7%減の41万5000トン(枝肉重量ベース)とみられている。
 
 
対日牛肉輸出がついに解禁

 農林水産省は2月7日、16カ所のウルグアイの牛肉輸出施設を対日輸出施設として認定し、官報に掲載した。2018年3月22日に政府間合意、11月27日に衛生条件の締結に至っていたが、今回の施設認定を受け、正式に対日輸出が開始されることになった。
今回輸出認定された施設は表6の通りである。ブラジル大手牛肉輸出企業であるMarfrig社やMinerva社、ウルグアイ国内資本の企業に加え、日本企業が資本であり、ウルグアイ最大のパッカーであるBREEDER&PACKERS URUGUAYも認定された。
 

 
(調査情報部 佐藤 宏樹)



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