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海外の需給動向【飼料穀物/世界】 畜産の情報2019年6月号

米国農務省による世界のトウモロコシ・大豆需給予測

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2018/19年度の世界のトウモロコシ輸出量は前年度比9.1%増
 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2019年4月9日、「Grain:World Markets and Trade」を公表し、世界のトウモロコシ需給予測値を更新した。
 同レポートによれば、2018/19年度の世界のトウモロコシ生産量は、米国と中国でわずかに減少する一方、他の主要生産国で大幅に増加することから、前年度比2.9%増の11億738万トンと見込まれている(表17)。このうち、ブラジル産は二期作トウモロコシの単収増を、アルゼンチン産は収穫面積の増加を反映して予測値が前月から上方修正された。
 

 輸出量は、米国がかなり前年度を下回るものの、増産が見込まれるブラジル、アルゼンチンおよびウクライナで大幅に増加することなどから、同9.1%増の1億6583万トンと見込まれている。輸入量は、主要な生産国における増産および輸出市場における競合の激化から価格の低下が見込まれ、EUなどの輸入量が増加することから同9.1%増の1億6583万トンと見込まれている。
 消費量は、米国を除く主要国で軒並み前年度を上回ることから同4.3%増の11億3377万トンと見込まれている。
 期末在庫は、中国や米国で取り崩しが進むことから同7.8%減の3億1401万トンと見込まれている。


2018/19年度の世界の大豆輸出量は前年度比微増
 USDA/FASが2019年4月9日に公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、2018/19年度の世界の大豆生産量は、米国やアルゼンチンが増加することに加え、減産が見込まれるブラジルが単収増によって上方修正されたことから同5.5%増の3億6058万トンと見込まれている(表18)。
 

  輸出量は、米国が前年度をかなり下回る一方、アルゼンチンやブラジルが増加することなどから、同0.9%増の1億5433万トンと見込まれている。輸入量は、最大輸入国である中国が前年度をかなりの程度下回ることなどから、同1.4%減の1億5118万トンと見込まれている。
 消費量(搾油仕向け)は、中国でわずかに減少するものの、米国で前年度比2.2%増、アルゼンチンでは16.4%増と増加することなどから、同2.9%増の3億379万トンと見込まれている。
 期末在庫は、米国で前年の2倍以上となる2437万トンと増加することに加え、アルゼンチンも前年度比17.2%増と大幅に増加することなどから同8.4%増の1億736万トンと見込まれている。