畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 元年5月の豚肉生産量、前年同月比1.2%減

国内の需給動向【豚肉】 畜産の情報 2019年8月号

元年5月の豚肉生産量、前年同月比1.2%減

印刷ページ
1 令和元年5月の豚肉生産量(部分肉ベース)は7万5254トン(前年同月比1.2%減)と前年同月をわずかに下回った(図6)。


 
 なお、過去5カ年の5月の平均生産量と比べると、やや上回る結果(3.5%増)となった。

2 5月の輸入量は、先高感を見越した輸入業者の買い付けが増加したことなどから、冷蔵品は3万4981トン(同3.8%増)とやや、冷凍品は4万9414トン(同6.2%増)と大幅に、いずれも前年同月を上回った。このため、全体では8万4396トン(同5.2%増)と前年同月をやや上回った(図7、8)。





 なお、過去5カ年の5月の平均輸入量と比べると、冷蔵品は大幅に、冷凍品はかなりの程度いずれも上回る結果(冷蔵品24.7%増、冷凍品9.6%増)となった。

3 5月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)は、574グラム(同6.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
 一方、5月の外食産業の売上高は、全体が前年同月をやや上回る(前年同月比3.1%増)中で、ファーストフード洋風が同4.2%増、ファーストフード和風が同4.9%増、ファミリーレストラン焼き肉が同6.3%増といずれも前年同月を上回った(総務省「家計調査」、日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。

4 5月の推定期末在庫量は、20万6606トン(同14.6%増)と前年同月をかなり大きく上回った。このうち、国産品は2万1643トン(同13.8%増)、輸入品は18万4963トン(同14.7%増)といずれも前年同月をかなり大きく上回った(図9)。


 
 推定出回り量は、14万2740トン(同7.3%減)と前年同月をかなりの程度下回った。このうち、国産品は7万6085トン(同0.3%増)と前年同月をわずかに上回り、輸入品は6万6655トン(同14.7%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図10)。

 
(畜産振興部 岩井 椿)