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海外の需給動向【牛肉/豪州】 畜産の情報 2019年9月号

2018/19年度牛肉輸出量、前年度比7.4%増

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2019年5月成牛と畜頭数、雌牛の増加で15年7月以来の高水準
 豪州統計局(ABS)によると、2019年5月の成牛と畜頭数は、主要肉用牛生産地域であるクイーンズランド(QLD)州、ニューサウスウェールズ(NSW)州、ビクトリア(VIC)州など東部を中心に干ばつが継続しており、雌牛を中心に淘汰が増加したことから、全体で78万4100頭(前年同月比3.4%増)とやや増加した(図2)。これは、QLD州やNSW州北西部を中心に干ばつとなり、と畜頭数が増加した2015年7月以来の高水準となる。
 

 内訳を見ると、雄牛は32万8100頭(同7.6%減)と前年同月をかなり下回る一方、雌牛は45万6000頭(同13.1%増)とかなり大きく増加しており、2017年12月以来連続で前年同月を上回った。これにより、と畜頭数全体に占める雌牛の割合は58.2%と、前月をさらに0.2ポイント上回り歴史的な高水準となっている。
 このため同月の牛肉生産量は、と畜頭数が増加する一方、体重の軽い雌牛のと畜比率が高水準であることから、21万9855トン(同0.0%減)と前年同月並みとなった。

6月の牛肉輸出量、2カ月連続で前年同月割れ
 豪州農業省(DA)によると、2019年6月の牛肉輸出量は、10万100トン(前年同月比1.1%減)と2017年12月以来17カ月ぶりに前年同月割れとなった5月に続き前年同月を下回った。輸出先国別で見ると、中国向けは、牛肉の国内需要増を背景に2万2600 トン(同50.7%増)と、引き続き大幅に増加している。一方、日本および米国向けは、それぞれ前年同月をかなりの程度下回った(表2)。
 

2018/19年度牛肉輸出量、中国向けが一段と増加
 2018/19年度(7月〜翌6月)の牛肉輸出量は、115万8000トン(前年度比7.4%増)と2017/18年度に続き前年度を上回った(表2、図3参照)。
 
 
 

 輸出先国別で見ると、中国向けについては、同国内需要の増加により20万6300トン(同54.7%増)と2年続けて大幅に増加した。この結果、同国向け牛肉輸出量は韓国を抜き第3位となり、輸出シェアが17.8%と前年度を5.4ポイント上回った。同国向けは、2012/13年度以降輸出量が増えているが、2018/19年度は一段と増加した。
 米国向けは、赤身比率の高い加工原料用を中心に輸出が伸び、24万400トン(同2.4%増)とわずかに増加した。また、韓国向けは、17万6100トン(同12.7%増)とかなり大きく増加した。
 一方、日本向けは、30万2800トン(同1.5%減)とわずかに減少した。
 食肉家畜生産者事業団(MLA)によると、豪州をはじめとする牛肉輸出国では、市場アクセスの変化、為替変動、牛肉輸入国における経済成長および食生活の変化などに加え、最近では中国におけるアフリカ豚コレラの発生により、アジア向け、特に中国向けの牛肉輸出が拡大している。
 
(調査情報部 井田 俊二)



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