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国内の需給動向【豚肉】 畜産の情報 2019年11月号

元年8月の豚肉生産量、前年同月比3.4%減

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1 令和元年8月の豚肉生産量(部分肉ベース)は、6万7745トン(前年同月比3.4%減)と前年同月をやや下回った。
 なお、過去5カ年の8月の平均生産量と比べると、わずかに下回る結果(0.8%減)となった(図6)。
 
 
2 8月の輸入量は、冷蔵品は、長梅雨により国内の荷動きが悪かったことから3万5746トン(同3.2%減)と前年同月をやや下回った。一方、冷凍品は、先高を見越した輸入量の増加により、4万9234トン(同15.2%増)と前年同月をかなり大きく上回った。この結果、全体では8万4982トン(同6.7%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図7、8)。
 
 
 
 
 なお、過去5カ年の8月の平均輸入量と比べると、冷蔵品は大幅に、冷凍品はかなり大きく上回る結果(冷蔵品18.6%増、冷凍品14.7%増)となった。

3 8月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)は、551グラム(同2.7%減)と、前年同月をわずかに下回った。

4 8月の推定期末在庫量は、22万743トン(同25.4%増)と前年同月を大幅に上回った。このうち、輸入品は20万128トン(同26.8%増)と前年同月を大幅に上回った(図9)。
 

 
 推定出回り量は、14万6276トン(同2.3%減)と前年同月をわずかに下回った。このうち、国産品は6万8891トン(同0.5%減)とわずかに、輸入品は7万7385トン(同3.9%減)とやや、いずれも前年同月を下回った(図10)。
 
 
(畜産振興部 岩井 椿)