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国内の需給動向【鶏卵】 畜産の情報 2020年9月号

2年7月の鶏卵相場は前年同月を上回るも、下落傾向で推移

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 令和2年7月の鶏卵卸売価格(東京、M玉)は、1キログラム当たり153円(前年同月比3円高)と前年同月を上回った(図22)。
 
 
 本年の同価格は年明けに下落した後、4月中旬にかけて上伸した。その後は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による業務・外食用需要の減少のため、下落傾向で推移している。7月の同価格は前年同月を上回ったものの、過去5カ年の同月の価格を見ると、本年は元年に次いで低い水準となっている。
 このような中、成鶏更新・空舎延長事業(注)は、5月以降発動が続いている。同事業による生産調整によって、今後は生産量の減少が予想されるものの、一般社団法人日本種鶏卵協会の調査によると、採卵用めすの出荷・え付け羽数は、6月分は前年同月比12.8%増となり、7カ月連続で前年同月を上回って推移している。
 需要面では、COVID-19緊急事態宣言の解除後も大きな回復は見られず、荷動きは鈍い状況にある。また、全国的に梅雨時期が例年より長かったことから、量販店からの需要が落ち込んだとのことであるが、梅雨明け後、一転して猛暑となった8月上旬以降の需要の動向が注目される。

(注) 鶏卵生産者経営安定対策事業の1つであり、一般社団法人日本養鶏協会が実施する事業。同事業は、鶏卵の標準取引価格(日毎)が安定基準価格を下回った日の30日前から標準取引価格(日毎)が安定基準価格を上回る日の前日までに、更新のために成鶏を出荷し、その後60日以上の空舎期間を設けた生産者に対して奨励金を交付するものである。なお、安定基準価格を上回った日の前日までに、成鶏の処理を食鳥処理場に申し込んでいる場合は、安定基準価格を上回った日から起算して30日後までに、更新のために成鶏を出荷し、その後60日以上の空舎期間を設けた生産者に対して奨励金を交付するものである。

2年上半期の鶏卵輸出量・金額は、前年同期の2倍
 鶏卵の輸出量は増加傾向で推移しており、令和元年は、日本産鶏卵の生食に適した品質を強調したプロモーションの効果などにより、鶏卵(殻付き卵)の輸出量は8651トン(前年比47.5%増)、輸出金額は22億1132万円(同44.7%増)となった。
 2年上半期の輸出量は7865トン(前年同期比2.0倍)、輸出金額は19億9949万円(同2.0倍)と、いずれも前年同期を大幅に上回り、輸出量はすでに前年の9割の水準となっており、今後も輸出拡大が期待される(図23)。
 
 
 輸出先を見ると、香港(7704トン、19億3975万円)、シンガポール(135トン、5194万円)のほか、台湾、マカオ、グアム(米国)に輸出されており、輸出量のほとんどが香港向けとなっている。
 
(畜産振興部 前田 絵梨)



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