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国内の需給動向【牛肉】 畜産の情報 2021年7月号

3年4月の牛肉生産量、前年同月比7.2%増

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1 令和3年4月の牛肉生産量は、2万9036トン(前年同月比7.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図1)。品種別では、和牛は1万4060トン(同13.2%増)とかなり大きく、交雑種は7116トン(同4.4%増)とやや、いずれも前年同月を上回った。一方で、乳用種は7358トン(同1.5%減)と、前年同月をわずかに下回った。
 なお、過去5カ年の4月の平均生産量との比較では、2.6%増とわずかに上回った。

 
2 4月の輸入量は、冷蔵品は、豪州産牛肉の生産量減少による現地相場の高騰などから、2万5561トン(同9.6%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図2)。冷凍品は、冷蔵品と同様の影響に加え、米国産の輸入量が例年より多かった昨年の反動などから、2万9713トン(同27.1%減)と前年同月を大幅に下回った(図3)。この結果、全体では5万5296トン(同19.9%減)と前年同月を大幅に下回った。
 なお、過去5カ年の4月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は4.0%増とやや上回る一方、冷凍品は17.0%減と大幅に下回る結果となった。
 
 

3 4月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)は、189グラム(同14.7%減)と前年同月をかなり大きく下回った(総務省「家計調査」)。
 一方、外食産業全体の売上高(同36.7%増)は、緊急事態宣言が再発令され酒類提供の自粛要請があったものの、昨年の落ち込みの反動から前年同月を大幅に上回る結果となった(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態では、ハンバーガー店を含むファーストフード洋風は引き続きテイクアウトが堅調に推移したことなどから、同10.0%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファーストフード和風は高付加価値志向の新メニューの提供により客単価が上昇したことから同8.9%増とかなりの程度、焼き肉も時短営業の中で奮闘したことから同154.9%増と大幅に、いずれも前年同月を上回った。

4 4月の推定期末在庫は、11万7622トン(同17.2%減)と前年同月を大幅に下回った(図4)。このうち、輸入品は10万4824トン(同19.7%減)と前年同月を大幅に下回った。
 推定出回り量は、8万3501トン(同3.4%増)と前年同月をやや上回った(図5)。このうち、国産品は2万8098トン(同7.8%増)とかなりの程度、輸入品は5万5403トン(同1.3%増)とわずかに、いずれも前年同月を上回った。



 
(畜産振興部 高城 啓)