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海外の需給動向【飼料穀物/トウモロコシ】 畜産の情報 2021年7月号

2021/22年度の米国トウモロコシ期末在庫率、10%台に上昇する見込み

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 USDA/WAOBは2021年5月12日、2021/22年度(9月〜翌8月)最初となる米国の主要農作物需給予測値を公表した。このうち、同国のトウモロコシ需給見通しは次の通りである(表20)。
 生産量は、作付面積と単収の増加を受けて149億9000万ブッシェル(3億8076万トン(注)、前年度比5.7%増)とやや増加が見込まれている。
 消費量は、食品・種子・その他工業向け(エタノール向けを含む)の需要が増すことで、123億1500万ブッシェル(3億1281万トン、同1.8%増)と見込まれている。
 輸出量は、ロシア産やウクライナ産との競合によって米国産のシェアが縮小し、24億5000万ブッシェル(6223万トン、同11.7%減)と記録的な輸出量となった前年度からかなり大きな減少が見込まれている。
 期末在庫量は、生産量が増加する一方、輸出量が減少することから、15億700万ブッシェル(3828万トン、同19.9%増)と大幅な増加が見込まれている。その結果、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は10.2%(同1.7ポイント増)とわずかに回復するものの、2016/17〜19/20年度の平均値を下回ると見込まれている。
 また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり5.70米ドル(633円。1キログラム当たり24.9円:1米ドル=111円)と前年度から大幅な上昇が見込まれている。

(注) 1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
 
 
(調査情報部 塩原 百合子)