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絵で見る世界の畜産物需給 畜産の情報  2021年12月号

絵で見る世界の畜産物需給

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牛肉


 
 2020年の世界の牛肉生産量は、7160万トン(枝肉換算ベース、FAO Food Outlook、2021年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(1238万トン)、EU(781万トン)などの先進国のほかに、ブラジル(1010万トン)、中国(672万トン)、インド(376万トン、水牛肉を含む)、アルゼンチン(323万トン)といった新興国である。牛肉消費量は、米国が世界最大の消費国であるが、中国の消費も増加している。一方、ブラジルやインドなど減少に転じたところも存在する。牛肉輸出量は、ブラジル(254万トン)、豪州(148万トン)、米国(134万トン)の順に多い。また、日本への輸出量が多い米国や豪州、カナダ(513万トン)の3カ国で全輸出量の約3割を占める。

豚肉

 
 
 2020年の世界の豚肉生産量は、1億1144万トン(枝肉換算ベース、FAO Food Outlook、2021年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、中国(4050万トン)であり、これにEU(2450万トン)や米国(1283万トン)などが続く。EUや米国は生産量に占める輸出量の割合が高く、中国を中心に輸出量を増加させている。その他の国では、経済成長に伴いブラジル(425万トン)、ロシア(370万トン)、メキシコ(150万トン)の生産量が増加している。中国以外のアジア地域では、ベトナム、フィリピン、韓国などの生産量や消費量が多い。日本は生産量が130万トンであるが、消費量のおよそ半分の143万トンを輸入しており、世界全体の輸入量の約2割を占めている。

鶏肉

 
 
 2020年の世界の鶏肉生産量は、1億3342万トン(骨付き換算ベース、FAO Food Outlook、2021年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(2026万トン)であり、これに中国(1460万トン)、ブラジル(1388万トン)と続く。このほか、EU(1238万トン)、メキシコ(373万トン)、タイ(325万トン)などで増加している。鶏肉消費量は、米国が最大であり、中国(152万トン)、ブラジル(1014万トン)なども増加している。鶏肉輸出量は、ブラジル(374万トン)、米国(338万トン)、EU(147万トン)、タイ(87万トン)の順に多く、ブラジルと米国で世界の輸出量の約6割を占める。

生乳


 
 2020年の世界の生乳生産量(水牛乳含む)は、9億621万トン(FAO Food Outlook、2021年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、インド(1億9480万トン)、EU(1億6221万トン)、米国(1億102万トン)などであるが、インドは水牛乳が生乳生産量の約5割を占める。地域別に見ると、最近では、インドや中国などの生乳生産量の増加が著しい。2020年の貿易量(輸出量・生乳換算)は8570万トンと見込まれ、その貿易率は9.5%と穀物や砂糖、牛肉、家きん肉などと比べて低い。主要輸出国(地域)は、EU、ニュージーランド、米国、豪州などである。



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