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新年のごあいさつ 畜産の情報  2022年1月号

新年のごあいさつ

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独立行政法人農畜産業振興機構 理事長 佐藤  一雄
 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
 alicの業務につきまして、旧年中は皆さまのご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、国民生活に多大な影響をもたらしました。これまで罹患りかんされた方およびその関係者の皆さまには心よりお見舞い申し上げますとともに、厳しい情勢の中、食料の安定供給にご尽力をされている皆さま方に深く敬意を表したいと存じます。
 新型コロナウイルスは、わが国の農畜産物の需給にも影響を及ぼしています。alicは新型コロナウイルスの感染拡大に係る畜産支援対策として、生乳の需給改善対策、肥育牛経営体の経営体質強化や和牛肉在庫の保管支援、経営改善を図る肉用子牛生産者への奨励金交付等の緊急対策、そして肉用牛肥育経営安定交付金(牛マルキン)の生産者負担金の納付猶予等を的確に実施してまいりました。
 また、高病原性鳥インフルエンザや豚熱などの家畜疾病に係る対策についても実施しているところです。
 さらに、緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の適用が続いたことで外食・観光業界などの業務用需要への影響が長期化している状況を踏まえ、バターなどの需要拡大を図るための取り組みへの支援や、脱脂粉乳の飼料などへの転用対策を実施しております。
 諸情勢の変化に対応し、緊急対策等を迅速かつ的確に講じることは、加工原料乳生産者補給金制度、肉用牛肥育経営安定交付金制度(牛マルキン)、肉豚経営安定交付金制度(豚マルキン)や肉用子牛生産者補給金制度といった法律に基づく経営安定対策と同様、alicの重要な使命であることから、引き続き全力で取り組んでまいります。
 alicは、畜産・酪農の生産基盤を確固たるものとし、その持続的な発展を図っていくため、農林水産省とともに担い手の高齢化や後継者不足、労働負担の軽減といった課題にも取り組んでまいります。また、国家貿易機関としての乳製品の輸入・売渡業務の適切な運用を通じたバター・脱脂粉乳の需給安定にも努めてまいります。
 農畜産物をめぐる国内外の情勢が変化する中、需給動向の判断や経営の安定に資する情報を収集し、生産者・消費者を含め広く提供する業務の重要性も一段と高まっています。
 国内外における農畜産物の需給・価格の動向や、わが国の輸出拡大に向けた情報を収集・分析した上で、情報誌などの刊行物やホームページ、SNSで幅広く提供することにより、農畜産物の生産・流通・消費についての理解の促進に寄与したいと考えております。現下の情勢では、調査・取材が思うに任せない面もありますが、これまで蓄積したさまざまなツールやパイプを活用して、引き続き情報収集・提供に努めたいと考えております。
 ワクチン接種が進み、経済社会活動が徐々に動きを取り戻していくことが期待されますが、引き続き新型コロナウイルス感染防止に取り組みつつ、オンライン化などの対応を着実に進め、効率的かつ円滑な業務運営に努めてまいりますので、引き続きのご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
 本年が皆さまにとって希望に満ちた明るい年となりますよう、皆さまのご健康をご祈念申し上げて、新年のごあいさつといたします。