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国内の需給動向【牛肉】 畜産の情報 2022年6月号

4年3月の牛肉生産量、前年同月比1.4%増

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1 令和4年3月の牛肉生産量は、2万8541トン(前年同月比1.4%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。品種別では、和牛は1万3121トン(同0.7%減)と前年同月をわずかに下回った一方、交雑種は7263トン(同6.4%増)と前年同月をかなりの程度上回った。また、乳用種は7672トン(同0.0%減)と前年同月並みとなった。
 なお、過去5カ年の3月の平均生産量との比較では、7.8%増とかなりの程度上回る結果となった。
 
 
2 3月の輸入量は、米国産および豪州産の輸入量が現地価格の高止まりや入船遅れなどにより減少したことから、冷蔵品は1万6860トン(同26.2%減)、冷凍品は1万7016トン(同27.1%減)と、ともに前年同月を大幅に下回った(図2、図3)。この結果、全体でも3万3911トン(同26.6%減)と前年同月を大幅に下回った。
 なお、過去5カ年の3月の平均輸入量との比較でも、冷蔵品は26.4%減、冷凍品は20.2%減と、ともに大幅に下回る結果となった。




 
3 3月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)は182グラム(同2.1%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の3月の平均消費量との比較でも、2.8%減とわずかに下回る結果となった。
 一方、外食産業全体の売上高(同5.9%増)は、気温の上昇とともに人出が増え、また3月22日以降はまん延防止等重点措置が全国すべての地域で解除となったことから前年同月をやや上回った(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態では、ハンバーガー店を含むファーストフードの洋風は、原材料費高騰による価格改定もあり、同8.9%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファーストフードの和風は、深夜営業の再開で店内飲食が増えたことから、同7.9%増と前年同月をかなりの程度上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、深夜営業ができるようになったことなどから同8.4%増と前年同月をかなりの程度上回った。

4 3月の推定期末在庫は、12万7825トン(同8.8%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図4)。このうち、輸入品は11万4655トン(同9.3%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
 推定出回り量は、6万7524トン(同16.9%減)と前年同月を大幅に下回った(図5)。このうち、国産品は2万8853トン(同5.2%増)と前年同月をやや上回った一方、輸入品は3万8670トン(同28.1%減)と前年同月を大幅に下回った。



 
(畜産振興部 前田 絵梨)