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国内需給動向【牛肉】 畜産の情報 2022年9月号

4年6月の牛肉生産量、前年同月比3.5%増

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1 令和4年6月の牛肉生産量は、2万7678トン(前年同月比3.5%増)と前年同月をやや上回った(図1)。品種別では、和牛は1万3116トン(同3.3%増)とやや、交雑種は7107トン(同8.5%増)とかなりの程度上回った一方、乳用種は7008トン(同0.3%減)と前年同月並みとなった。
 なお、過去5カ年の6月の平均生産量との比較でも、4.7%増とやや上回る結果となった。
 
 
2 6月の輸入量は、冷蔵品は、食肉処理施設における労働力不足などによる豪州産の大幅な減少などがあり、2万2812トン(同4.2%減)と前年同月をやや下回った(図2)。一方、冷凍品は、前年同月の輸入量が現地価格の高騰により少なかった反動に加え、買い付けを増やしたタイミングであったことや、流通が遅れていた豪州産の入船などもあって、3万4835トン(同22.7%増)と前年同月を大幅に上回った(図3)。この結果、全体では5万7663トン(同10.4%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
 なお、過去5カ年の6月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は1.5%増とわずかに、冷凍品は28.9%増と大幅に、いずれも上回る結果となった。




 
3 6月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)は160グラム(同15.0%減)と前年同月をかなり大きく下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の6月の平均消費量との比較でも、11.3%減とかなり大きく下回る結果となった。
 一方、外食産業全体の売上高(同19.9%増)は、大都市圏でも「緊急事態宣言」などの適用がなく、前月に引き続き、平日昼および土日休日の客足や家族客での利用が好調だったことから、前年同月を大幅に上回った(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態では、ハンバーガー店を含むファーストフードの洋風は、デリバリーが好調だったことなどから、同8.1%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファーストフードの和風は、デリバリー需要の堅調さやテイクアウト需要の高まりなどにより、同9.5%増と前年同月をかなりの程度上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、郊外立地店での好調さが継続しており、同54.6%増と前年同月を大幅に上回った。
4 6月の推定期末在庫は、14万2418トン(同11.4%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図4)。このうち、輸入品も12万9600トン(同13.2%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
 推定出回り量は、7万3258トン(同0.7%減)と前年同月をわずかに下回った(図5)。このうち、国産品は2万6882トン(同4.5%増)とやや上回った一方、輸入品は4万6376トン(同3.5%減)とやや下回った。




 
 
(畜産振興部 大内田 一弘)