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絵で見る世界の畜産物需給 畜産の情報 2022年9月号

絵で見る世界の畜産物需給

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牛肉



 2021年の世界の牛肉生産量は、7253万トン(枝肉換算ベース、FAO Food Outlook、2022年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(1273万トン)、EU(686万トン)などの先進国のほかに、ブラジル(950万トン)、中国(698万トン)、インド(420万トン、水牛肉を含む)、アルゼンチン(300万トン)といった新興国である。牛肉消費量は、米国が世界最大の消費国であるが、中国の消費も増加している。一方、ブラジルやアルゼンチンなど減少に転じたところも存在する。牛肉輸出量は、ブラジル(232万トン)、米国(156万トン)、インド(140万トン)の順に多い。また、日本への輸出量が多い米国や豪州(129万トン)、カナダ(60万トン)の3カ国で全輸出量の約3割を占める。

豚肉



 2021年の世界の豚肉生産量は、1億2251万トン(枝肉換算ベース、FAO Food Outlook、2022年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、中国(4750万トン)であり、これにEU(2372万トン)や米国(1256万トン)などが続く。EUや米国は生産量に占める輸出量の割合が高く、中国を中心に輸出量を増加させている。その他の国では、経済成長に伴いブラジル(437万トン)、ロシア(370万トン)、メキシコ(148万トン)の生産量が増加している。中国以外のアジア地域では、ベトナム、フィリピン、韓国などの生産量や消費量が多い。日本は生産量が132万トンであるが、消費量のおよそ半分の142万トンを輸入している。

鶏肉



 2021年の世界の鶏肉生産量は、1億54万トン(骨付き換算ベース、1470万トン FAO Food Outlook、2022年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(2039万トン)であり、これに中国(1470万トン)、ブラジル(1450万トン)と続く。このほか、EU(1083万トン)、メキシコ(382万トン)、タイ(322万トン)などで増加している。鶏肉消費量は、米国が最大であり、中国(1503万トン)、ブラジル(1028万トン)なども増加している。鶏肉輸出量は、ブラジル(423万トン)、米国(336万トン)、EU(184万トン)、タイ(91万トン)の順に多く、ブラジルと米国で世界の輸出量の約5割(56%)を占める。

生乳



 2021年の世界の生乳生産量(水牛乳含む)は、9億2780万トン(FAO Food Outlook、2022年6月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、インド(1億9900万トン)、EU(1億5005万トン)、米国(1億260万トン)などであるが、インドは水牛乳が生乳生産量の約5割を占める。地域別に見ると、最近では、インドや中国などの生乳生産量の増加が著しい。2021年の貿易量(輸出量・生乳換算)は8813万トンと見込まれ、その貿易率は9.5%と穀物や砂糖、牛肉、家きん肉などと比べて低い。主要輸出国(地域)は、EU、ニュージーランド、米国、豪州などである。