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国内需給動向【鶏肉】畜産の情報 2023年2月号

4年11月の鶏肉生産量、前年同月比1.8%減

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1 令和4年11月の鶏肉生産量は、14万4022トン(前年同月比1.8%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。
 なお、過去5カ年の11月の平均生産量との比較では、2.5%増とわずかに上回った。


2 11月の輸入量は、前年に国内在庫が低水準にあったことによりブラジル産の輸入量が多かったことに加え、米国産は、例年、最需要期の冬場に向けた対応で増加する傾向があるものの、4年は同国での鳥インフルエンザの影響により減少したことなどから、4万9783トン(同13.8%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図2)。
 なお、過去5カ年の11月の平均輸入量との比較でも、1.3%減とわずかに下回る結果となった。 


3 11月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、516グラム(同1.7%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の11月の平均消費量との比較では、3.2%増とやや上回る結果となった。

4 11月の推定期末在庫は、15万3312トン(同3.4%増)と前年同月をやや上回った(図3)。このうち、輸入品は12万9939トン(同13.3%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
 推定出回り量は、19万3213トン(同3.0%減)と前年同月をやや下回った(図4)。このうち、国産品は14万5867トン(同1.3%減)とわずかに、輸入品は4万7346トン(同7.7%減)とかなりの程度、いずれも前年同月を下回った。
 



 
(畜産振興部 郡司 紗千代)