生産量
令和6年7月の鶏肉生産量は、13万9730トン(前年同月比4.5%増)と前年同月をやや上回った(図1)。
なお、過去5カ年の7月の平均生産量との比較でも、3.2%増とやや上回る結果となった。
輸入量
7月の輸入量は、国内の節約志向を背景とした堅調な鶏肉需要により、ブラジル産、タイ産ともに輸入量が増加したことなどから、5万1778トン(前年同月比10.9%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図2)。
なお、過去5カ年の7月の平均輸入量との比較でも、7.0%増とかなりの程度上回るという結果となった。
家計消費量
7月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、481グラム(前年同月比2.5%増)と前年同月をわずかに上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の7月の平均消費量との比較では、0.3%減と同水準という結果となった。
推定期末在庫・推定出回り量
7月の推定期末在庫は、16万9062トン(前年同月比5.5%増)と前年同月をやや上回った(図3)。このうち、輸入品は13万3594トン(同3.1%増)と前年同月をやや上回った。
推定出回り量は、19万2220トン(同5.4%増)と前年同月をやや上回った(図4)。このうち、国産品は14万970トン(同7.1%増)とかなりの程度、輸入品は5万1250トン(同1.1%増)とわずかに、いずれも前年同月を上回った。
(畜産振興部 大西 未来)