生産量
令和7年4月の鶏肉生産量は、14万8548トン(前年同月比1.5%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の4月の平均生産量との比較でも、5.0%増とやや上回る結果となった。
輸入量
4月の輸入量は、国内の節約志向を背景とした鶏肉需要により安定的に推移する中、前年同月のブラジル産輸入量が多かったことなどから、4万7714トン(前年同月比8.3%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図2)。
なお、過去5カ年の4月の平均輸入量との比較でも、0.5%減とわずかに下回る結果となった。
家計消費量
4月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)(注)は、538グラム(前年同月比2.7%増)と前年同月をわずかに上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の4月の平均消費量との比較では、1.4%減とわずかに下回る結果となった。
(注)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
4月の推定期末在庫は、15万2405トン(前年同月比6.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。このうち、輸入品は12万7432トン(同0.3%増)と前年同月並みとなった。
推定出回り量は、20万870トン(同0.5%減)と前年同月をわずかに下回った(図4)。このうち、国産品は14万9346トン(同1.1%増)とわずかに前年同月を上回り、輸入品は5万1524トン(同4.7%減)とやや下回った。
(畜産振興部 越川 紗弥)