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国内需給【牛肉】畜産の情報 2026年6月号

8年3月の牛肉生産量、前年同月比1.6%増

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生産量
 令和8年3月の牛肉生産量(注1)は、2万8758トン(前年同月比1.6%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。品種別では、和牛は1万4765トン(同1.6%増)とわずかに、交雑種は8012トン(同5.5%増)とやや、いずれも前年同月を上回った一方、乳用種は5939トン(同3.3%減)と前年同月をやや下回った。
 なお、過去5カ年の3月の平均生産量との比較では、0.5%増とわずかに上回る結果となった。

(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
 

 
輸入量
 3月の輸入量について、冷蔵品では、現地価格の高止まりなどにより主要輸入先である米国産の輸入量が減少した一方、豪州産の輸入量が増加したことなどから、1万3823トン(前年同月比3.7%増)と前年同月をやや上回った(図2)。冷凍品では、米国産ショートプレート(バラ)や豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加したことなどから、2万661トン(同17.4%増)と前年同月を大幅に上回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、3万4511トン(同11.5%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
 なお、過去5カ年の3月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は22.3%減と大幅に下回った一方、冷凍品は6.4%増とかなりの程度上回る結果となった。

(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
 


 
 
家計消費量等
 3月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)(注3)は157グラム(前年同月比6.3%増)と前年同月をかなりの程度上回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の3月の平均消費量との比較では、6.5%減とかなりの程度下回る結果となった。
 3月の外食産業全体の売上高は、全国的に気温が上昇し、好天に恵まれた日が多く、月後半のイベント需要やインバウンド需要を取り込んだことや客単価上昇とファストフードの堅調な需要により、前年同月比5.7%増と前年同月をやや上回った。物価高による消費者の節約志向で客数が伸び悩む業態や企業もあり、各社とも期間限定商品の投入やキャンペーンの実施、CMやメディア露出などを強化することで、客数・客単価の維持に努めている(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
 このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、人気メニューの復活を含む期間限定商品の投入や春の新CMによる集客増などから、同6.1%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、新メニューの連続展開や人気タレントのCM起用による基幹商品の訴求力向上などから、同11.7%増と前年同月をかなり大きく上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、引き続きキャンペーンの実施に加え、春休みや歓送迎会の需要が好調で、一部では予約サイトの来店直前予約サービスを活用した集客増から、同5.3%増と前年同月をやや上回った。

(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。

推定期末在庫・推定出回り量
 3月の推定期末在庫は、13万8352トン(前年同月比4.6%増)と前年同月をやや上回った(図4)。このうち、国産品は1万32トン(同4.6%減)と前年同月をやや下回った一方、在庫の大半を占める輸入品は12万8320トン(同5.4%増)と前年同月をやや上回った。
 推定出回り量は、6万3637トン(同7.6%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図5)。このうち、国産品は2万6596トン(同1.3%減)と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は3万7041トン(同14.9%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
 



 
(畜産振興部)