生産量
令和8年3月の豚肉生産量は、7万8207トン(前年同月比2.8%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の3月の平均生産量との比較では、2.8%減とわずかに下回る結果となった。
輸入量
3月の輸入量について、冷蔵品は、価格や規格などで一定の評価を受けるカナダ産や、メキシコ産が増加したことなどから、4万1101トン(前年同月比22.9%増)と前年同月を大幅に上回った(図2)。冷凍品は、アフリカ豚熱発生によるスペイン産の輸入一時停止措置
(注1)の影響がある中、代替として北米産やブラジル産が増加したことや、例年3月に行われる通関保留が限定的となったことなどから、3万5690トン(同9.8%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図3)。この結果、輸入量の合計
(注2)でも、7万6792トン(同16.4%増)と前年同月を大幅に上回った。
なお、過去5カ年の3月の平均輸入量との比較でも、冷蔵品は11.9%増とかなり大きく、冷凍品は7.2%増とかなりの程度、いずれも上回る結果となった。
(注1)農林水産省は、令和7年11月28日にスペイン産豚肉等の輸入を一時停止。その後、同年10月29日以前にと殺・加工・梱包まで終了しているものであり、かつ輸出されるまでの間、防疫上安全かつ衛生的に保管および輸送されたものであることをスペイン政府が証明しているものについては、輸入停止措置の対象外とすることを発表。
(注2)輸入量の合計は、くず肉を含む。
家計消費量
3月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)
(注3)は、678グラム(前年同月比2.2%増)と前年同月をわずかに上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の3月の平均消費量との比較でも、3.6%増とやや上回る結果となった。
(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
3月の推定期末在庫は、21万908トン(前年同月比2.6%減)と前年同月をわずかに下回った(図4)。このうち、国産品は2万4895トン(同1.9%増)と前年同月をわずかに上回った一方、在庫の大半を占める輸入品は18万6013トン(同3.2%減)と前年同月をやや下回った。
推定出回り量は、15万3557トン(同7.9%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図5)。このうち、国産品は7万6584トン(同1.3%増)とわずかに、輸入品は7万6973トン(同15.5%増)とかなり大きく、いずれも前年同月を上回る結果となった。
(畜産振興部)