畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 8年3月の脱脂粉乳在庫量は前年同月比33.7%増

国内需給【牛乳・乳製品】畜産の情報 2026年6月号

8年3月の脱脂粉乳在庫量は前年同月比33.7%増

印刷ページ
北海道および都府県の生乳生産量、前年割れが継続
 令和8年3月の生乳生産量は、65万1981トン(前年同月比1.5%減)と、6カ月連続で前年同月を下回った(図1)。地域別では、北海道が37万3836トン(同1.4%減)と、3カ月連続で前年同月を下回った。また、都府県でも27万8145トン(同1.6%減)と、7カ月連続で下回った。

 
 3月の生乳処理量を用途別に見ると、牛乳等向けは30万2906トン(同2.6%減)と、8カ月連続で前年同月を下回った。このうち、業務用向けについては2万2479トン(同12.8%減)とかなり大きく下回った。
 乳製品向けは、34万5582トン(同0.5%減)と2カ月ぶりに前年同月を下回った。これを品目別に見ると、クリーム向けは5万9275トン(同3.7%減)と5カ月連続で下回った一方で、チーズ向けは4万3411トン(同6.7%増)と7カ月連続で上回った。また、脱脂粉乳・バター等向けは、19万5414トン(同0.2%減)となり、2カ月ぶりに前年同月を下回った(農畜産業振興機構調べ「交付対象事業者別の販売生乳数量等」)。
 
全国の3月の牛乳生産量、前年同月を8カ月連続で下回る
 3月の牛乳等生産量を見ると、飲用牛乳等のうち牛乳は、24万1916キロリットル(前年同月比2.2%減)と8カ月連続で前年同月を下回った。成分調整牛乳も前年割れが継続しており、1万5340キロリットル(同10.4%減)となった。また、加工乳についても、1万1949キロリットル(同3.8%減)と8カ月連続で前年同月を下回った。
 はっ酵乳は、9万247キロリットル(同0.1%減)と前年同月並みとなった。

3月末のバター在庫量、前年同月比25.1%増
 3月のバターの生産量は、8454トン(前年同月比2.4%増)と2カ月連続で前年同月を上回った(図2)。一方、出回り量は7587トン(同6.5%減)と2カ月連続で下回った(農畜産業振興機構調べ)。在庫量については、19カ月連続で前年同月を上回り、3月末は3万3970トン(同25.1%増)となった(図3)。
 



 
3月末の脱脂粉乳在庫量、6万トン台の水準へ
 3月の脱脂粉乳の生産量は、1万6655トン(前年同月比0.9%減)と2カ月ぶりに前年同月を下回った(図4)。また、出回り量は、民間による在庫削減対策により2万3162トン(同23.0%増)と2カ月連続で上回った(農畜産業振興機構調べ)。在庫量は、6万9530トン(同33.7%増)と前月より6431トン減となり6万トン台となった(図5)。
 



 
令和7年度の生乳生産量、2年連続の増産
 令和7年度の生乳生産量は739万5522トン(前年度比0.3%増)となり、2年連続の増産となった。地域別に見ると、北海道は430万3013トン(同0.9%増)と2年連続で上回った一方で、都府県は309万2509トン(同0.6%減)と4年連続で下回った(図6)。なお、全国の生乳生産量に占める北海道のシェアは58.2%、都府県のシェアは41.8%となった。
 7年度の生乳処理量のうち牛乳等向けは、減少傾向は継続ながらも、378万1123トン(同1.1%減)とわずかな減少にとどまった。一方、乳製品向けは357万1494トン(同1.9%増)と、前年に続き増加傾向で推移している。
 牛乳等の生産量については、飲用牛乳等のうち牛乳が303万6636キロリットル(同1.2%減)と前年度をわずかに下回り、4年連続の減少となった。成分調整牛乳は19万7578キロリットル(同7.2%減)と前年度をかなりの程度下回り、8年連続での減少となった。また、加工乳は、14万2051キロリットル(同3.7%減)と前年度をやや下回った。


 
 
(酪農乳業部)