生産量
令和8年6月の牛肉生産量
(注1)は、2万8361トン(前年同月比1.9%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。品種別では、和牛は1万5088トン(同2.0%増)、交雑種は7645トン(同1.0%増)、乳用種は5581トン(同2.9%増)と、いずれも前年同月をわずかに上回った。
なお、過去5カ年の6月の平均生産量との比較でも、2.7%増とわずかに上回る結果となった。
(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
輸入量
6月の輸入量について、現地価格の高止まりや為替相場の影響などがある中、冷蔵品では、前年のような入船遅れなどによる大きな輸送の乱れがなかったことなどから、1万6025トン(前年同月比13.6%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図2)。冷凍品では、豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加した一方、米国産ショートプレート(バラ)の輸入量が減少したことなどから、2万7281トン(同2.9%減)と前年同月をわずかに下回った(図3)。この結果、輸入量の合計
(注2)は、4万3337トン(同2.6%増)と前年同月をわずかに上回った。
なお、過去5カ年の6月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は15.6%減とかなり大きく、冷凍品は8.0%減とかなりの程度、いずれも前年同月を下回る結果となった。
(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
家計消費量等
6月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)
(注3)は140グラム(前年同月比8.4%減)と前年同月をかなりの程度下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の6月の平均消費量との比較でも、14.3%減とかなり大きく下回る結果となった。
6月の外食産業全体の売上高は、度重なる台風の接近と土日が少ない曜日回りにより客数が失速したものの、客単価上昇と店舗増に支えられたことにより、前年同月比3.3%増と前年同月をやや上回った。空梅雨傾向の前年と比較して、天候に恵まれず、気温上昇もなかったことで、台風以外の日も雨天日を中心にファミリーレストランや飲酒業態で客足は伸び悩んだ一方、ファストフードなどでは、比較的堅調に推移した(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、期間限定やキャンペーン商品の好評に加え、一部でサッカーW杯がデリバリー需要につながったことで、同5.7%増と前年同月をやや上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、夏の定番メニューや新メニューの好調に加え、昨年からの異物混入の影響も薄れたことから、同8.1%増と前年同月をかなりの程度上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、台風や曜日回りが影響したことから、同0.5%減と前年同月をわずかに下回った。
(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
6月の推定期末在庫
(注4)は、14万371トン(前年同月比4.8%減)と前年同月をやや下回った(図4)。このうち、国産品は9574トン(同6.8%増)と前年同月をかなりの程度上回った一方、在庫の大半を占める輸入品は13万797トン(同5.6%減)と前年同月をやや下回った。
推定出回り量
(注4)は、7万1422トン(同3.5%増)と前年同月をやや上回った(図5)。このうち、国産品は2万7288トン(同1.9%減)と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は4万4135トン(同7.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
(注4)令和8年6月の期末在庫調査において、一部回答不可能な調査先があった。
(畜産振興部)