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国内需給【牛乳・乳製品】畜産の情報 2026年9月号

8年6月の生乳生産量は前年同月を1.3%下回る

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6月の生乳生産量、9カ月連続で前年割れ
 令和8年6月の生乳生産量は、主に経産牛頭数の減少により61万9916トン(前年同月比1.3%減)と、9カ月連続で前年同月を下回った(図1)。地域別では、北海道が35万9825トン(同1.6%減)と6カ月連続で前年同月を下回り、都府県が26万91トン(同0.8%減)と10カ月連続で下回った。
 
 

 
 6月の生乳処理量を用途別に見ると、牛乳等向けは32万4204トン(同1.2%減)と、11カ月連続で前年同月を下回った。特に、業務用向けは減少率が大きく、2万939トン(同3.1%減)となって13カ月連続で前年同月を下回った。
 乳製品向けは29万2017トン(1.4%減)と4カ月連続で前年同月を下回った。これを品目別に見ると、クリーム向けは5万5567トン(同3.4%減)と8カ月連続で下回った一方で、チーズ向けは4万152トン(同1.4%増)と10カ月連続で上回った。また、脱脂粉乳・バター等向けは14万9886トン(同2.6%減)となり、4カ月連続で前年同月を下回った(農畜産業振興機構調べ「交付対象事業者別の販売生乳数量等」)。

6月の牛乳生産量、前年同月を11カ月連続で下回る
 6月の牛乳等生産量を見ると、飲用牛乳等のうち牛乳は、26万336キロリットル(前年同月比1.6%減)と11カ月連続で前年同月を下回った。成分調整牛乳や加工乳は値上げが影響し、成分調整牛乳が1万5257キロリットル(同10.9%減)と引き続いて前年同月を下回り、加工乳が9966キロリットル(同8.9%減)と11カ月連続で前年同月を下回った。
 一方、はっ酵乳については大容量タイプが堅調に推移しており、8万9815キロリットル(同0.8%増)と6カ月ぶりに前年同月を上回った。

6月末のバターの在庫量、6カ月連続で積み増す
 6月のバターの生産量は生乳の仕向け量が減少したものの、乳成分のうち乳脂肪率が高かったことなどから、6383トン(前年同月比0.4%増)と2カ月ぶりに前年同月を上回った(図2)。在庫量については、6月末は3万8865トン(同21.4%増)と6カ月連続で積み増した(図3)。推定出回り量は6655トン(同8.1%増)と5カ月ぶりに前年同月を上回った(農畜産業振興機構調べ)。
 





 
 
6月末の脱脂粉乳の在庫量、前年同月比24.5%増
 6月の脱脂粉乳の生産量は、生乳の仕向け量の減少を受けて、1万2729トン(前年同月比2.5%減)と4カ月連続で前年同月を下回ったものの、需要量が供給量を下回って推移していることから、在庫量については、6月末は7万9460トン(同24.5%増)と19カ月連続で前年同月を上回った(図4、5)。推定出回り量は、1万1948トン(同21.1%増)と2カ月ぶりに前年同月を上回った(農畜産業振興機構調べ)。
 





 
 
Jミルク、令和8年度の生乳生産量を733万1000トンに上方修正
 一般社団法人Jミルク(以下「Jミルク」という)は令和8年7月31日、「2026年度の生乳および牛乳乳製品の需給見通しと課題について」を公表した(表)。これによると、令和8年度の生乳生産量は、前回6月5日公表値(731万トン)から上方修正されたものの、733万1000トン(前年度比0.9%減)と、前回公表と同様に、3年ぶりに前年度を下回る見通しとなっている。地域別に見ると、北海道は428万4000トン(同0.4%減)と、前回公表の見通し同様に3年ぶりの減少、都府県は304万7000トン(同1.5%減)と5年連続の減少となる見込みである。
 


 
(酪農乳業部)