プロジェクト開始当初から参画いただいている生産者の一つが、宮崎県都城市のキリシマドリームファーム株式会社様です。ブランド豚「霧島黒豚」を展開する大規模農場で、DXにも積極的に取り組まれています(写真1、2)。
同ファームは、当社からの声掛けをきっかけに、飼料中の余分な粗タンパク質を減らすことで堆肥発酵時のN
2O放出を抑えられることを知り、「環境負荷低減の取り組みが農場でも可能であること」に共感して参画を決められました。
導入に当たって、同ファームに不安がなかったわけではありません。CP値の調整を誤れば、アミノ酸バランスが崩れて豚の発育が鈍る恐れがあるためです。同ファームでは、Porkerを活用し、飼料切り替えの前後で飼料要求率(FCR)や事故率の比較検証を継続。その結果、従来と遜色のない発育成績を維持できていることをデータで確認できたといいます。ご担当の坂元啓祐氏は、「『このステージの豚にはCPはこれくらい必要だろう』という固定概念を払拭できた点は非常に良かった」と話します。また、「企業規模や業種の垣根を越えてGHG削減の取り組みを広げられる点」にこの制度の魅力を感じているとのことです。
こうした取り組みが実を結び、参画生産者は平均13%のGHG排出削減を達成しています(当社算定)。そして、2026年、本プロジェクトは養豚を対象とするプログラム型プロジェクトとして国内初となるJ-クレジットの認証・発行に至りました。