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海外需給【豚肉/米国】畜産の情報 2026年10月号

26年1〜6月の輸出量は前年同期比3.4%増と堅調も、メキシコ向けは競争激化

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26年7月の期末在庫量は、前年同月比8.6%増
 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2026年7月の豚と畜数は、1026万3500頭(前年同月比0.0%増)と前年同月並みとなったものの、1頭当たり平均枝肉重量が97.1キログラム(同1.9%増)となったことから、豚肉生産量は99万3594トン(同1.5%増)とわずかに増加した(図1)。また、7月の期末在庫量は、19万9300トン(同8.6%増)とかなりの程度増加した(図2)。同局はこの要因として、前年度と比較して、夏季のバーベキュー需要が鈍化したことに伴い、バラ肉やハムなどの需要が軟調に推移したことを挙げている。
 



 
 米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、26年7月の肥育豚価格は、100ポンド当たり70.84米ドル(1キログラム当たり251円:1米ドル=161.02円(注1)、同9.4%安)と、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)の発生による供給ひっ迫を背景に高水準で推移した前年同月からかなりの程度下落し、3カ月連続で下回った(図3)。また、同月の豚肉卸売価格(カットアウトバリュー(注2))は、同101.26米ドル(同359円、同12.0%安)と前年同月をかなり大きく下回った(図4)。

(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年8月末TTS相場。
(注2)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構築した卸売指標価格。
 


 
26年1〜6月の豚肉輸出量、前年同期比3.4%増
 USDA/ERSによると、2026年6月の豚肉輸出量は、24万5025トン(前年同月比3.2%減)とやや減少した(表)。最大の輸出先であるメキシコ向けは、10万2455トン(同1.6%減)とわずかに減少、日本向けは3万9664トン(同8.4%増)とかなりの程度増加、また、韓国向けは1万7428トン(同18.0%減)と大幅に減少した。同局は、メキシコ向けが減少した要因として、競合国であるカナダおよびブラジルとの競争の激化を指摘している。
 一方、26年1〜6月の豚肉輸出量を見ると、163万3099トン(前年同期比3.4%増)と堅調な動きを示している。
なお、アイオワ州の養豚施設において、4月30日にオーエスキー病の発生が確認されたことを受け、メキシコおよびコロンビアは、豚の内臓および副産物などの一部製品について輸入停止措置を講じていたが、米国農務省動植物検疫局(USDA/APHIS)は7月中旬、両国の輸入停止解除を発表した。
 

 
(調査情報部)