畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 26年7月の鶏肉卸売価格は前年同月比9.9%安、供給増で需給が緩和

海外需給【鶏肉/米国】畜産の情報 2026年10月号

26年7月の鶏肉卸売価格は前年同月比9.9%安、供給増で需給が緩和

印刷ページ
26年7月の鶏肉生産量、前年同月比4.6%増
 米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、2026年7月の鶏肉生産量は、生体重量、処理羽数ともに増加したことから、197万5000トン(前年同月比4.6%増)と前年同月からやや増加した(表1)。また、26年1〜7月の鶏肉生産量についても、1305万2000トン(前年同期比4.2%増)と前年同期からやや増加した。26年の鶏肉生産量についてUSDAは、2250万9000トン(前年比3.4%増)と予測している。
 



 
26年7月の鶏肉卸売価格、前年同月比9.9%安
 USDA/ERSによると、2026年7月の鶏肉卸売価格は、1ポンド当たり1.18米ドル(1キログラム当たり420円:1米ドル=161.02円(注)、前年同月比9.9%安)と前年同月をかなりの程度下回った(図)。供給増を背景に需給が緩和し、7月単月としては過去5年間で最も低い水準となった。

(注)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年8月末TTS相場。
 



 
26年6月の鶏肉輸出量、前年同月比2.7%増
 USDA/ERSによると、2026年6月の鶏肉輸出量は24万1257トン(前年同月比2.7%増)と前年同月からわずかに増加した(表2)。最大の輸出先であるメキシコ向けは6万1012トン(同1.9%増)とわずかに増加したほか、アンゴラ向けは同2.6倍、ガーナ向けは同93.2%増とそれぞれ大幅に増加した。一方、キューバ向けは同32.4%減、フィリピン向けは同49.8%減とそれぞれ大幅に減少した。26年1〜6月の累計では、主要輸出先向けが減少したものの、アフリカ向けや小規模市場向けが増加したことから、全体では146万4365トン(前年同期比0.8%増)とわずかに増加した。
 26年の輸出量についてUSDAは、国際市場での競合状況や輸出拡大余地が限定的なことなどから、299万1000トン(前年比1.1%減)とわずかに減少すると予測している。
 
(調査情報部)