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海外需給【鶏肉/ブラジル】畜産の情報 2026年10月号

26年の鶏肉生産量および輸出量は増加傾向で推移

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26年1〜3月の鶏肉生産量は前年同期比6.9%増
 ブラジル地理統計院(IBGE)によると、2026年1〜3月の鶏処理羽数は17億736万羽(前年同期比3.6%増)、鶏肉生産量は373万4000トン(同6.9%増)と、いずれも過去最大を記録した前年を上回る水準で推移している(図1)。
 



 
26年1〜8月の鶏肉卸売価格は前年より低い水準で推移
 サンパウロ大学農学部応用経済研究所(CEPEA)によると、直近(2026年8月17日時点)のブラジルの鶏肉卸売価格(サンパウロ州)は、1キログラム当たり7.18レアル(223円:1レアル=31.08円(注1)、前年同期比2.4%安)となった(図2)。
26年中盤の鶏肉卸売価格は、5月に国内外の需要が増加したことに加え、燃料価格の高騰により輸送コストが膨らんだことから、一時的に押し上げられた。6月以降は小幅な値動きをしつつも、おおむね横ばいで推移したが、7月下旬は学校の冬期休暇に当たり、学校給食向け需要が減少したことから、一時的に下落した。

(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年8月末TTS相場および現地参考為替相場(Selling)。
 



 
26年1〜7月の鶏肉輸出量は前年同期比14.8%増
 ブラジル開発商工サービス省貿易局(SECEX)によると、2026年1〜7月の鶏肉輸出量は315万7896トン(前年同期比14.8%増)と前年同期をかなり大きく上回った(表)。中でも、5〜7月の各月の輸出量は前年同月から3〜4割程度増加し、大幅な伸びを示した。ブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)は、その背景として、25年5月に同国で発生した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の影響による輸出量の落ち込みに対する反動を挙げている。
 26年8月末時点で、日本は同国でのHPAI発生地域であるパラー州およびリオグランデ・ド・スル州の一部地域からの家きん肉などの輸入を停止している(注2)。なお、25年のHPAI発生前である24年の日本向け輸出量の州別割合は、パラー州産の実績は無く、リオグランデ・ド・スル州産(輸入停止地域を含む同州全体)も日本向け輸出量全体の7%程度にとどまっている。

(注2)「生きた家きん、家きん肉等の輸入停止及び停止解除措置について(農林水産省動物検疫所)」
(https://www.maff.go.jp/aqs/topix/im/hpai.html#burazilkakinnniku)

 
(調査情報部)