26年の家きん肉生産量は前年同期比9.4%増
中国国家統計局によると、2026年上半期の家きん総出荷羽数は87億6000万羽(前年同期比7.6%増)、家きん肉生産量は1390万トン(同9.4%増)と、いずれも前年をかなりの程度上回った。また、同年6月末の家きん飼養羽数は、63億5000万羽(同0.3%増)となった。
米国農務省海外農業局(USDA/FAS)の直近見通しによると、26年の中国の鶏肉生産量
(注1)は、1730万トン(前年比4.8%増)と前年からやや増加すると見込まれている(表1)。
(注1)同国では、家きん肉生産量のうち約6割が鶏肉であるとされている。鶏肉の生産割合については『畜産の情報』2020年5月号「中国の肉用鶏産業の現状と鶏肉需給の見通し」(https://www.alic.go.jp/content/001177622.pdf)P.102をご参照ください。
26年7月の鶏肉市場価格は前年同期比0.4%安
中国農業農村部によると、2026年7月の鶏肉市場価格は、1キログラム当たり22.3元(537円:1元=24.08円
(注2)、前年同期比0.4%安、前月比0.4%高)と前月からわずかに上昇した(図)。
今後の価格について、中国農業農村部が26年8月に公表した「農産物需給動向分析月報(2026年7月)」(以下「月報」という)は、鶏肉生産量が安定基調であることに加え、中秋節(9月25〜27日)と国慶節(10月1〜7日)といった需要期が控えていることから、短期的には小幅に上昇するとしている。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年8月末TTS相場。
26年1〜6月の鶏肉輸入量は前年同期比29.6%減
2026年1〜6月の冷凍鶏肉輸入量は、30万2996トン(前年同期比29.6%減)と前年同期を大幅に下回った(表2)。輸入先別に見ると、上位4カ国すべてが前年同期を下回った。
また、26年1〜6月の冷凍鶏肉輸出量は、ロシア向けなどを中心に40万1788トン(同86.9%増)と前年同期比で大幅に増加した。現地報道によると、中国は同年1月27日、タイに対して冷凍家きん肉などの輸出を要請したとされており、今後タイ政府によって審査が進められる見込みである。中国では国内生産力の向上を背景に供給量が増加しており、輸入依存度の低下と輸出拡大の動きが見られる。
26年1〜6月の鶏肉調製品輸出量は前年同期比20.4%増
2026年1〜6月の鶏肉調製品の輸出量は、23万6189トン(前年同期比20.4%増)と前年同期を大幅に上回り、日本向けを中心として、前年に引き続き高水準を維持している(表3)。
(調査情報部)