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海外需給【牛乳・乳製品/豪州】畜産の情報 2026年10月号

25/26年度の生乳生産量はわずかに減少予測

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25/26年度の生乳生産量、前年度比2.0%減の予測
 豪州農業資源経済科学局(ABARES)が2026年6月に公表した「Agricultural Commodities Report」によると、25/26年度(7月〜翌6月)の生乳生産量は、814万8720キロリットル(839万3182トン相当、前年度比2.0%減)とわずかに減少すると予測されている(図1)。
 



 
 また、ABARESは、26/27年度の生乳生産量について、飼料、肥料および燃料価格といった生産コスト増加の影響などを背景に、乳用牛飼養頭数が減少していることなどから、805万8872キロリットル(830万0638トン相当、同1.1%減)とわずかに減少すると見込んでいる。
 一方、米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が同年7月に公表した「Dairy: World Markets and Trade」は、26年(1〜12月)の豪州の生乳生産量を870万トン(845万キロリットル相当、前年比2.4%増)とわずかに増加すると見込んでいる。この理由としてUSDA/FASは、26年1〜5月の生乳生産量が堅調に推移していることに加え、主要酪農地域である豪州南部で秋季(3〜5月)の降雨により牧草生育が良好であることを挙げている。一方で、エルニーニョ現象による少雨の影響で牧草の生育が抑制された場合には、生乳生産量の伸びは鈍化する可能性があるとしている。

26年6月の主要乳製品の輸出量、バターおよびバターオイルを除き増加
 デイリー・オーストラリア(DA)が2026年8月に公表した「Dairy Export Summary」によると、同年6月の主要乳製品の輸出量は、バターおよびバターオイルを除き前年同月から増加した。一方、25/26年度の累計輸出量は、いずれも前年度から減少した(表、図2)。
 脱脂粉乳は、中国や東南アジア向けが減少したものの、インドネシアやベトナム向けが大幅に増加したことにより、前年同月比2.2%増とわずかに増加した。全粉乳は、輸出量全体に占める割合が高い中国向けが減少したものの、タイやベトナム、香港向けが増加したことにより、同0.5%増とわずかに増加した。バターおよびバターオイルは、中国や韓国、台湾向けが大幅に減少したことにより、同62.2%減と大幅に減少した。また、チーズは、韓国や台湾向けが減少したものの、輸出量全体に占める割合が高い日本向けやマレーシア、サウジアラビア向けが増加したことにより、同9.3%増とかなりの程度増加した。
 
 

 (調査情報部)