26年6月末の繁殖雌豚頭数は最適水準をわずかに上回る
中国農業農村部によると、2026年6月末時点の繁殖雌豚頭数は、3780万頭(前年同期比6.5%減、前期比3.2%減)と、前年からかなりの程度、前期からやや減少した(図1)。この頭数は、同部が最適な飼養水準(以下「最適水準」という)とする3750万頭を0.8%上回っている。
26年6月の豚と畜頭数は前年同月比27.1%増
2026年6月の豚と畜頭数は、3820万頭(前年同月比27.1%増)と大幅に増加した(図2)。25年に続き26年上半期のと畜頭数も高水準を維持している。26年上半期(1〜6月)の生産量は、3119万トン(前年同期比3.3%増)と前年同期からやや増加した。
26年7月の豚肉小売価格は前月比4.3%高
2026年7月の豚肉小売価格は、1キログラム当たり20.6元(496円:1元=24.08円
(注1)、前年同月比18.9%安、前月比4.3%高)となった。繁殖雌豚頭数の削減が進んだことを背景に、価格の下落圧力が緩和し、4カ月連続で下落していた豚肉価格が上昇した。
また、豚肉生産にも影響する同月の子豚価格は、同22.5元(542円、前年同月比36.9%安、前月同)となった。中国農業農村部が26年8月に公表した「農産物需給動向分析月報(2026年7月)」(以下「月報」という)によると、肥育業者が今後の市況を懸念したことで肥育もと豚の補充意欲は回復せず、前月比で横ばいとなった(図3)。
月報は今後の価格について、生産面では、生産能力の削減効果により豚肉市場の供給圧力が緩和されている。また、消費面では、中秋節(9月25〜27日)や国慶節(10月1〜7日)といった消費の需要期が控えていることから、価格は小幅に回復するとしている。
(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年8月末TTS相場。
26年1〜6月の豚肉輸入量は前年同期比28.2%減
2026年1〜6月の豚肉輸入量(製品重量ベース)は、38万1188トン(前年同期比28.2%減)と前年同期から大幅に減少した。これを輸入先別に見ると、上位7カ国すべての主要輸入先で前年同期を下回った(表)。
(調査情報部)