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国内需給【牛肉】畜産の情報 2026年11月号

8年8月の牛肉生産量、前年同月比0.7%減

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生産量
 令和8年8月の牛肉生産量(注1)は、2万4706トン(前年同月比0.7%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。品種別では、和牛は1万2701トン(同0.8%増)と前年同月をわずかに上回った一方、交雑種は6766トン(同2.2%減)、乳用種は5200トン(同2.4%減)と、ともに前年同月をわずかに下回った。
なお、過去5カ年の8月の平均生産量との比較では、4.7%減とやや下回る結果となった。
 
(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
 

輸入量
 8月の輸入量について、現地価格の高止まりや為替相場の影響などがある中、冷蔵品では、主要輸入先である豪州産で入船遅れによる通関ずれが発生したことなどから、1万2085トン(前年同月比19.2%減)と前年同月を大幅に下回った(図2)。冷凍品では、豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加した一方、米国産などの輸入量が減少したことなどから、2万6553トン(同6.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、3万8683トン(同10.5%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
なお、過去5カ年の8月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は33.7%減と大幅に、冷凍品は13.7%減とかなり大きく、いずれも前年同月を下回る結果となった。
 
(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
 
 

家計消費量等
 8月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)(注3)は153グラム(前年同月比10.8%減)と前年同月をかなりの程度下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の8月の平均消費量との比較でも、14.6%減とかなり大きく下回る結果となった。
8月の外食産業全体の売上高は、中下旬を中心に台風の影響や局地的大雨の発生による雨天日が多かったことで、月後半を中心に客足が減ったものの、冷たいメニューなどの季節商品や、お盆期間の家族客などの帰省・観光需要、客単価上昇などに支えられ、前年同月比4.9%増と前年同月をやや上回った(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
 このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、季節限定商品の好評や、天候不順の中でお盆休み向けのビッグサイズの商品のデリバリー需要が好調であったことから、同6.5%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、テレビCMを展開した新メニューや冷たい季節メニューが好評であったことや、お盆期間のテイクアウト販促なども奏功したことで、同7.3%増と前年同月をかなりの程度上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、お盆期間は前年並みの集客であったが、後半は客足がやや弱く、同1.2%増と前年同月をわずかに上回った。
 
(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。

推定期末在庫・推定出回り量
 8月の推定期末在庫は、14万4699トン(前年同月比5.3%減)と前年同月をやや下回った(図4)。このうち、国産品は1万207トン(同2.6%減)とわずかに、在庫の大部分を占める輸入品は13万4492トン(同5.5%減)とやや、いずれも前年同月を下回った。
 推定出回り量は、6万2048トン(同6.7%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図5)。このうち、国産品は2万3339トン(同2.3%減)とわずかに、輸入品は3万8708トン(同9.2%減)とかなりの程度、いずれも前年同月を下回った。
 



(畜産振興部)