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海外需給【豚肉/メキシコ】畜産の情報 2026年11月号

26年の豚肉生産量は堅調に推移、27年も増加見込み

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27年の豚肉生産量は前年比5.0%増の見込み
 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2026年8月24日、26年および27年のメキシコの豚肉需給見通しを発表した。これによると、26年のと畜頭数は、1820万頭(前年比2.8%増)、生産量は141万トン(同2.9%増)といずれも増加が見込まれている(表1)。27年も、繁殖母豚群の更新に加え、輸入精液を用いた人工授精の普及による家畜改良の進展を背景に、緩やかな増加が見込まれている。
 26年の消費量は、291万5000トン(同3.2%増)とやや増加すると見込まれている。これは堅調な需要に加え、26年夏に北米で開催されたFIFAワールドカップによるメキシコでの外食需要の増加が消費を後押ししたことによるとされる。27年は、最低賃金の引き上げなどを背景とした堅調な経済成長により引き続き需要が拡大し、306万トン(同5.0%増)に達すると見込まれている。
 

26年8月の豚枝肉価格は高止まり
 メキシコ国家情報市場統合システム(SNIIM)によると、2026年8月の豚枝肉価格は、1キログラム当たり86.0ペソ(835円:1ペソ=9.71円(注)、前年同月並み)となった(図)。また、同月の生体豚価格は、1キログラム当たり同36.8ペソ(357円、同25.0%安)と前年同月を大幅に下回った。
 
(注)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年9月末TTS相場。
 

26年(1〜7月)の豚肉輸出量は前年同期比13.4%増、輸入量は同2.6%増
 2026年(1〜7月)の豚肉輸出量は、10万トン(前年同期比13.4%増)と前年同期からかなり大きく増加した(表2)。輸出先別に見ると、輸出量の約7割を占める日本向けは7万2000トン(同16.0%増)、米国向けは1万9000トン(同15.0%増)といずれも増加した。一方、スペインからの豚肉輸入を増加させている韓国向けは、4000トン(同24.9%減)と大幅に減少した。
 26年(1〜7月)の豚肉輸入量は、国内需要の高まりから、87万9000トン(同2.6%増)とわずかに増加した(表3)。輸入先別に見ると、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の下、地理的優位性のある米国やカナダからの輸入が引き続き堅調であった。
 
 

 
(調査情報部)