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でん粉の国内需給

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最終更新日:2013年10月10日

でん粉の国内需給

2013年10月

調査情報部

1.需給見通し

 
 

2.輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
7月の天然でん粉輸入量は、前年同月比27.0パーセント減の1万5153トン


 財務省「貿易統計」によると、2013年7月の天然でん粉の輸入量は、1万5153トン(前年同月比27.0%減、前月比5.3%増)であった(図1)。

 同月の天然でん粉(種別)輸入量を見てみると、タピオカでん粉が1万1754トン(前年同月比33.2%減、前月比3.1%減)、ばれいしょでん粉が1,516トン(前年同月比7.1%減、前月比62.7%増)、サゴでん粉が1,717トン(前年同月比47.9%増、前月比63.4%増)、その他のでん粉が166トン(前年同月比56.1%減、前月比40.1%減)であった。
 
 一方、同月の1トン当たり天然でん粉(種別)輸入価格は、タピオカでん粉が4万8482円(前年同月比35.8%高、前月比0.9%高)、ばれいしょでん粉が9万2577円(前年同月比13.9%高、前月比0.1%安)であった(図2)。
 
【化工でん粉の輸入動向】
7月の化工でん粉輸入量は、前年同月比2.6パーセント減の4万6424トン


 財務省「貿易統計」によると、2013年7月の化工でん粉の輸入量は、4万6424トン(前年同月比2.6%減、前月比19.9%増)であった(図3)。

 同月の主な化工でん粉(種別)輸入量を見てみると、でん粉誘導体(HSコード3505.10-100)が4万5146トン(前年同月比0.9%減、前月比20.8%増)、デキストリン(HSコード3505.10-200)が1,278トン(前年同月比40.5%減、前月比6.5%減)であった。

 でん粉誘導体の主な輸入相手国は、タイが2万9515トンと全体の輸入量の7割弱を占め、次いで中国が4,139トン、ベトナムが2,476トン、米国が2,168トンとなっている。

 一方、同月の1トン当たり化工でん粉(種別)輸入価格は、でん粉誘導体が8万4212円(前年同月比27.1%高、前月比2.1%高)、デキストリンが9万1965円(前年同月比12.2%高、前月比1.2%安)であった。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
7月のコーンスターチ用トウモロコシ輸入量は、前年同月比4.5パーセント減の28万457トン


 財務省「貿易統計」によると、2013年7月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、28万457トン(前年同月比4.5%減、前月比2.6%増)であった(図4)。

 主な輸入相手国は、米国が23万3823トンと全体の輸入量の8割以上を占め、次いで南アフリカが2万3185トン、豪州が1万554トンとなっている。なお、米国に次ぐ第2位の輸入相手国であるブラジルからは、11カ月ぶりに輸入が行われなかった。

 一方、同月の1トン当たり輸入価格は、3万4897円(前年同月比27.7%高、前月比5.9%安)であった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713