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でん粉の国内需給

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最終更新日:2019年3月11日

でん粉の国内需給

2019年3月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。9月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2018年11月号参照)。

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
12月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

  財務省「貿易統計」によると、2018年12月のタピオカでん粉の輸入量は、1万326トン(前年同月比19.8%減、前月比30.1%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図1)。
  輸入先国はタイおよびベトナムの2カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ     1万320トン  
 (前年同月比18.4%減、前月比30.1%減)
ベトナム      6トン  
 (同97.2%減、同4.4倍)
 
 2018年1〜12月のタピオカでん粉の輸入量は、前年比18.4%減の12万1213トンと、過去5年(2014〜2018年)で最も少ない輸入量となった(図2)。国別の輸入量は次の通りであった。

タイ     12万887トン
 (前年比16.6%減)
ベトナム     313トン
 (同91.4%減)
台湾         7トン
 (同20.7%減)
ブラジル      6トン
 (同8.3%増)
 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、5万7207円(前年同月比43.5%高、前月比2.5%高)と、前年同月から大幅に上昇した(図3)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ       5万7110円
 (前年同月比43.6%高、前月比2.5%高)
ベトナム    21万4489円  
 (同4.9倍、同24.5%安)
【サゴでん粉の輸入動向】
12月の輸入量は前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年12月のサゴでん粉の輸入量は、1222トン(前年同月比3.0%減、前月比30.3%減)と、前年同月をやや下回り、前月から大幅に減少した(図4)。
  輸入先国はマレーシアおよびインドネシアで、輸入量は次の通りであった。

マレーシア   1132トン  
 (前年同月比4.8%増、前月比23.7%減)
インドネシア    90トン  
 (同50.0%減、同66.7%減)
 2018年1〜12月のサゴでん粉の輸入量は、前年比1.6%増の1万7863トンとなり、過去5年(2014〜2018年)で最も多い輸入量となった(図5)。
 国別の輸入量は次の通りであった。

マレーシア  1万4191トン
 (前年比4.8%増)
インドネシア   3672トン
 (同8.9%減)
 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、6万1845円(前年同月比6.5%高、前月比0.1%高)と、前年同月からかなり上昇した(図6)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

マレーシア    6万1517円  
 (前年同月比6.1%高、前月比1.5%安)
インドネシア   6万5978円  
 (同12.2%高、同13.5%高)
【ばれいしょでん粉の輸入動向】
12月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年12月のばれいしょでん粉の輸入量は、220トン(前年同月比39.8%減、前月比38.4%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図7)。
 輸入先国は、デンマークおよびドイツの2カ国で、国別の輸入量は次の通りであった。

デンマーク   200トン  
 (前年同月輸入実績なし、前月比2倍)
ドイツ       20トン  
 (前年同月比92.5%減、同92.2%減)
 
 2018年1〜12月のばれいしょでん粉の輸入量は、前年比12.2%減の1万2914トンと前年からかなり大きく減少したものの、過去5年間(2014〜2018年)で2番目に多い輸入量となった(図8)。
 国別の輸入量は次の通りであった。

ドイツ       7949トン
 (前年比46.8%増)
デンマーク   3458トン
 (同47.1%減)
オランダ     1500トン
 (同45.3%減)
台湾          6トン
 (同25.0%増)
米国          1トン
 (前年同)
 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、10万8755円(前年同月比25.1%高、前月比1.1%安)と、前年同月から大幅に上昇した(図9)。
  国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

デンマーク   8万7760円  
 (前年同月輸入実績なし、前月比4.7%高)
ドイツ      31万8700円  
 (前年同月比3.6倍、同2.7倍)
【でん粉誘導体の輸入動向】
12月の輸入量は前月からやや増加

 財務省「貿易統計」によると、2018年12月のでん粉誘導体の輸入量は、3万8465トン(前年同月比0.1%減、前月比5.3%増)と、前月からやや増加した(図10)。

 でん粉誘導体の輸入先国は19カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約7割を占めており、次いで中国、フランスとなっている。
 
 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、9万2837円(前年同月比20.2%高、前月比3.3%安)と、前年同月から大幅に上昇した。
 
 2018年1〜12月のでん粉誘導体の輸入量は、前年比1.1%減の45万7351トンとなった(図11)。
 また、同年の1トン当たりの輸入価格は、前年比16.1%高の9万586円となった。
 
【デキストリンの輸入動向】
12月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年12月のデキストリンの輸入量は、1304トン(前年同月比44.7%減、前月比0.7%増)と、前年同月から大幅に減少した(図12)。
 
 デキストリンの輸入先国は11カ国で、デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。
 
 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイ、マレーシアおよびベトナムの3カ国で輸入量の約8割を占めている。
 
 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、9万7116円(前年同月比17.8%高、前月比1.2%安)と、前年同月から大幅に上昇した。
 
 2018年1〜12月のデキストリンの輸入量は、前年比12.5%減の1万3272トンと前年からかなり大きく減少し、2016年とほぼ同水準の輸入量となった(図13)。
  また、同年の1トン当たりの輸入価格は、前年比11.8%高の10万8593円となった。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
12月の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2018年12月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、25万1331トン(前年同月比21.6%増、前月比15.3%減)となり、前年同月から大幅に増加した(図14)。
 
 輸入先国は、米国がほとんどを占め、次いで南アフリカ、ロシアとなっている。国別の輸入量は次の通りであった。

米国       24万3686トン  
 (前年同月比43.1%増、前月比16.9%減)
南アフリカ      7355トン  
 (同8.1%減、同98.8%増)
ロシア          290トン  
 (前年同月および前月輸入実績なし) 

 2018年12月の1トン当たりの輸入価格は、2万5041円(前年同月比11.0%高、前月比0.8%安)と、前年同月からかなり上昇した。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国       2万5063円  
 (前年同月比10.2%高、前月比0.7%安)
南アフリカ     2万4378円  
 (同14.8%高、同0.4%安)
ロシア  2万3307円  
 (前年同月および前月輸入実績なし)
 
 

 2018年1〜12月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、前年比4.6%増の338万9751トンとなり、過去5年間(2014〜2018年)で最も多い輸入量となった(図15)。
 また、同年の1トン当たりの輸入価格は、前年比5.3%高の2万4251円となった。
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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