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でん粉の国内需給

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最終更新日:2020年2月10日

でん粉の国内需給

2020年2月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。9月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2019年11月号参照)。

需給見通し

表1

表2

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のタピオカでん粉の輸入量は、9878トン(前年同月比33.1%減、前月比38.3%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図1)。
 輸入先国はタイ、ベトナムおよび台湾の3カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ       9462トン
 (前年同月比35.9%減、前月比40.3%減)
ベトナム     412トン
 (同286倍、同2.6倍)
台湾        4トン
 (同57.0%増、同29.3%減)

図1

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、4万9130円(前年同月比11.9%安、前月比1.4%高)と、前年同月からかなり大きく下落した(図2)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ       4万9098円
 (前年同月比11.9%安、前月比1.6%高)
ベトナム    4万7182円
 (同83.4%安、同7.5%安)
台湾      30万8019円
 (同93.0%高、同50.9%高)

図2

【サゴでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月から大幅に減少したものの、前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のサゴでん粉の輸入量は、1382トン(前年同月比21.2%減、前月比38.5%増)と、前年同月から大幅に減少したものの、前月から大幅に増加した(図3)。
 輸入先国はマレーシアおよびインドネシアの2カ国で、輸入量は次の通りであった。

マレーシア      1184トン
 (前年同月比20.2%減、前月比30.4%増)
インドネシア      198トン
 (同26.7%減、同2.2倍)

図3

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、5万8100円(前年同月比6.0%安、前月比1.4%安)と、前年同月をかなりの程度下回った(図4)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

マレーシア      5万7778円
 (前年同月比7.5%安、前月比1.2%安)
インドネシア       6万25円
 (同3.3%高、同5.2%安)

図4

【ばれいしょでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のばれいしょでん粉の輸入量は101トン(前年同月比71.7%減、前月比1.2%増)と、前年同月から大幅に減少した(図5)。
 輸入先国はデンマークおよび台湾の2カ国で、輸入量は次の通りであった。

デンマーク     100トン
 (前年同月同、前月同)
台湾            1トン
 (前年同月比50.0%減、前月輸入実績なし)

図5

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、8万6759円(前年同月比21.1%安、前月比6.6%高)と、前年同月を大幅に下回った(図6)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

デンマーク     8万4730円
 (前年同月比1.1%高、前月比4.1%高)
台湾        25万5833円
 (同0.7%高、前月輸入実績なし)

図6 

【でん粉誘導体の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のでん粉誘導体の輸入量は、3万139トン(前年同月比17.5%減、前月比31.8%減)と、前年同月および前月を大幅に下回った(図7)。

 でん粉誘導体の輸入先国は19カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約7割を占めており、次いでフランス、ベトナムとなっている(表3)。

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、9万1857円(前年同月比4.4%安、前月比5.1%高)と、前年同月からやや下落した。

図7

表3

【デキストリンの輸入動向】
11月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のデキストリンの輸入量は、946トン(前年同月比26.9%減、前月比10.9%増)と、前年同月から大幅に減少した(図8)。

 デキストリンの輸入先国は9カ国で、輸入量は上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。

 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイで輸入量の約4割を占めている(表4)。

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、10万4240円(前年同月比6.1%高、前月比21.9%安)と、前年同月をかなりの程度上回った。

図8

表4

【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
11月の輸入量は前年同月からわずかに、前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2019年11月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、30万5581トン(前年同月比2.6%増、前月比55.6%増)となり、前年同月からわずかに、前月から大幅に増加した(図9)。
 輸入先国は、米国およびブラジルの2カ国で、国別の輸入量は次の通りであった。

米国       21万8473トン
 (前年同月比25.7%減、前月比31.0%増)
ブラジル      8万7108トン
 (前年同月輸入実績なし、同2.9倍)

 2019年11月の1トン当たりの輸入価格は、2万5096円(前年同月比0.5%安、前月比1.9%安)と、前年同月からわずかに下落した。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国        2万6326円
 (前年同月比4.3%高、前月比1.9%高)
ブラジル      2万2013円
 (前年同月輸入実績なし、同8.7%安)

図9

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構  調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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