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でん粉の国内需給

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最終更新日:2020年7月10日

でん粉の国内需給

2020年7月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。3月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2020年5月号参照)。

需給見通し

表1

表2

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のタピオカでん粉の輸入量は、4740トン(前年同月比50.6%減、前月比59.5%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図1)。

 輸入先国はタイ、台湾およびブラジルの3カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ      4711トン  
(前年同月比50.9%減、前月比55.7%減)
台湾       29トン  
(前年同月輸入実績なし、同2.2倍)
ブラジル     1トン  
(前年同月輸入実績なし、同61.3%減)

図1

 2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、4万7059円(前年同月比8.4%安、前月比0.7%安)と、前年同月からかなりの程度下落した(図2)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ       4万5964円  
(前年同月比10.3%安、前月比2.1%安)
台湾      20万3283円  
(前年同月輸入実績なし、同12.0%安)
ブラジル   101万9310円  
(前年同月輸入実績なし、同6.9倍)

図2

【サゴでん粉の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月から大幅に増加した一方、前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のサゴでん粉の輸入量は、180トン(前年同月比37.4%増、前月比93.3%減)と、前年同月から大幅に増加した一方、前月から大幅に減少した(図3)。

 輸入先国はインドネシアのみで、輸入量は次の通りであった。

インドネシア    180トン  
(前年同月比5.0倍、前月比69.7%減)

図3

 2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、5万5478円(前年同月比16.8%安、前月比4.0%安)と、前年同月を大幅に下回った(図4)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

インドネシア    5万5478円  
(前年同月比14.5%安、前月比3.0%安)

図4

【ばれいしょでん粉の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のばれいしょでん粉の輸入量は0.02トン(前年同月比100.0%減、前月比100.0%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図5)。

 輸入先国は米国のみで、輸入量は次の通りであった。

米国     0.02トン  
(前年同月輸入実績なし、前月同)

図5

 なお、欧州などからの輸入が無かったことから、2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、4955万円(前年同月比589.6倍、前月比555.4倍)と、前年同月および前月を大幅に上回った(図6)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 米国     4955万円  
(前年同月輸入実績なし、前月比2.3%高)

図6 

【でん粉誘導体の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月からやや、前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のでん粉誘導体の輸入量は、5万9410トン(前年同月比5.0%増、前月比2.0倍)と、前年同月からやや、前月から大幅に上回った(図7)。

 でん粉誘導体の輸入先国は18カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約8割を占めており、次いでベトナム、中国となっている(表3)。

 2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、8万1556円(前年同月比5.4%安、前月比15.2%安)と、前年同月からやや下落した。

図7

表3

【デキストリンの輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のデキストリンの輸入量は、1185トン(前年同月比21.2%増、前月比70.4%増)と、前年同月および前月から大幅に増加した(図8)。

 デキストリンの輸入先国は9カ国で、輸入量は上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。

 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイで輸入量の約5割を占めている(表4)。

 2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、11万4547円(前年同月比3.6%安、前月比2.6%安)と、前年同月をやや下回った。

図8

表4

【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年4月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、19万3174トン(前年同月比37.3%減、前月比45.3%減)となり、前年同月および前月から大幅に減少した(図9)。

 輸入先国は、米国のみで、国別の輸入量は次の通りであった。

米国     19万3174トン  
(前年同月比36.3%減、前月比44.1%減)

 2020年4月の1トン当たりの輸入価格は、2万4851円(前年同月比0.7%高、前月比1.3%高)と、前年同月からわずかに上昇した。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国      2万4851円  
(前年同月比0.7%高、前月比0.9%高)

図9

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構  調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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