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でん粉の国内需給

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最終更新日:2021年2月10日

でん粉の国内需給

2021年2月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。令和2年9月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2020年11月号参照)。

需給見通し

表1

表2

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のタピオカでん粉の輸入量は、7903トン(前年同月比20.0%減、前月比14.7%減)と、前年同月から大幅に減少した(図1)。

 輸入先国はタイおよびベトナムの2カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ       7762トン  
(前年同月比18.0%減、前月比16.1%減)
ベトナム     140トン  
(同65.9%減、同81.2倍)

図1

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、4万4047円(前年同月比10.3%安、前月比0.5%安)と、前年同月からかなりの程度下落した(図2)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ       4万3959円  
(前年同月比10.5%安、前月比0.3%安)
ベトナム    4万8895円  
(同3.6%高、同82.8%安)

図2

【サゴでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のサゴでん粉の輸入量は、204トン(前年同月比85.2%減、前月比84.8%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図3)。

 輸入先国はマレーシアおよびインドネシアの2カ国で、輸入量は次の通りであった。

マレーシア     108トン  
(前年同月比90.9%減、前月比91.0%減)
インドネシア     96トン  
(同51.4%減、同33.2%減)

図3

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、5万4151円(前年同月比6.8%安、前月比2.0%安)と、前年同月をかなりの程度下回った(図4)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

マレーシア    5万4444円  
(前年同月比5.8%安、前月比1.7%安)
インドネシア   5万3822円  
(同10.3%安、同0.4%安)

図4

【ばれいしょでん粉の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のばれいしょでん粉の輸入量は3トン(前年同月比96.7%減、前月比99.6%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図5)。

 輸入先国は台湾および米国の2カ国で、輸入量は次の通りであった。

台湾      2トン
(前年同月比2倍、前月輸入実績なし)
米国      1トン
(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)

図5

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、260万2121円(前年同月比30.0倍、前月比30.1倍)と、前年同月および前月を大幅に上回った(図6)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

台湾       23万9583円  
(前年同月比6.4%安、前月輸入実績なし)
米国      890万2222円  
(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)

図6 

【でん粉誘導体の輸入動向】
11月の輸入量は前年同月からわずかに増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のでん粉誘導体の輸入量は、3万394トン(前年同月比0.8%増、前月比3.2%減)と、前年同月からわずかに増加した(図7)。

 でん粉誘導体の輸入先国は17カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約7割を占めており、次いでベトナム、フランスとなっている(表3)。

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、8万4963円(前年同月比7.5%安、前月比0.3%安)と、前年同月をかなりの程度下回った。

図7

表3

【デキストリンの輸入動向】
11月の輸入量は前年同月および前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のデキストリンの輸入量は、1134トン(前年同月比19.9%増、前月比23.0%増)と、前年同月および前月から大幅に増加した(図8)。

 デキストリンの輸入先国は10カ国で、輸入量は上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。

 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイおよびベトナムで輸入量の約7割を占めている(表4)。

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、9万7668円(前年同月比6.3%安、前月比8.0%高)と、前年同月をかなりの程度下回った。

図8

表4

【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
11月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年11月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、25万1903トン(前年同月比19.3%減、前月比41.2%増)となり、前年同月から大幅に減少した(図9)。

 輸入先国は、米国およびブラジルの2カ国で、国別の輸入量は次の通りであった。

米国      20万412トン  
(前年同月比10.7%減、前月比37.2%増)
ブラジル    5万1491トン  
(同41.2%減、同4.2倍)

 2020年11月の1トン当たりの輸入価格は、2万1783円(前年同月比13.2%安、前月比6.0%高)と、前年同月をかなり大きく下回った。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国      2万2032円  
(前年同月比16.2%安、前月比6.7%高)
ブラジル    2万810円  
(同5.5%安、同6.9%高)

図9

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構  調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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